2010年02月 アーカイブ
2010年02月02日
ぶけさを愛

”世界の中心で、愛をさけぶ。”
内田樹さんの「日本辺境論」を拝読していて
思わずこの名コピーが頭に浮かんだ。
しかも同時に内田樹さんの
「橋本治と内田樹」も読んでいたので
解釈理解はあれやこれやの行雲流水。
このメガヒット作品のことはまったく知らないが、
”彼は完全主義者だから”
この青春時代から、よく聞いたセリフのルーツこそ
無自覚に染まってしまったバテレン伝説ではなかったか、
神は完全である。だが、人間は壊れた存在である。
だから完全を目指すことこそ人間の存在理由である。
健気にも、迷える子羊たちはその命題に近づこうする
そしてそのすべての献身を
人間界では愛と呼んでいるのではないか、
このシーソーゲームに今日の今日まで
私はすっかり嵌って生きていた。
無自覚に…嵌っていた。これが最も恐ろしい。
完璧主義者になりたい。
しかし現実の私は空っぽ、
だから出来る限りいいものを吸収したい。
とほざいてみても、どこか、私は私。
そんな自己顕示欲に結局こじんまり支えられてもいる。
無自覚故に砂上の楼閣は存在するもんね。

あっ!洗脳されている。
テレビはパワーだ。(○C近田春夫)
茂木健一郎さんの
NHKのプロフェッショナルに私は腰を抜かした。
最後の希望、覚悟の手術
移植外科医・加藤友明
プロフェッショナルとは…
「周囲に期待されていること、それから自分としてやらなきゃいけないこと、それが満べんなくバラツキなくできることだ、そういう風に思いますね。」
プロフェッショナルの数ある素晴らしい番組の中でも
特に際立って顕著に食事中に拝見するには
誠に恐ろしく目をつぶってしまうほど感動した。
それは迫真のドキュメントだった。
人間ってすごい!!って本気で頷いた。
が、これは表向きの顔。で、裏は?
完璧な肉体を持つ人間を、神は創造した。
しかし人間である医者は
命を救うために臓器移植をする。
壊れた。完璧に壊れた。
「神は存在しない。」
そんなテーマの番組ではない。が図らずも…
「神は存在しない。」
を啓蒙する番組なっていなかったか?
事故であれ、病気であれ、死ぬ時はすべて寿命である。
そんな私の持論をいい聞かせを、
この番組はあっけなくこっぱみじんに壊してくれた。
死ぬ命が別の人の臓器を移植することで蘇生できる。
この驚愕の事実を、あまりにもあっさりさらりと
お茶の間に据え膳してしまう無自覚な?NHK
視聴者はその瞬間何を感じたのか?
それともなにも感じなかったのか?
表象言語と表音言語、
漢字を見る。仮名を読む。
このハイブリッド言語を巧みに操るのが
日本人の脳だそうだ…
強くて、弱い。分かるけど、分からない。
テレビもパワー宗教もパワー巧みに使って幸福する科学。
辺境で幸福する日本人の未来は何処だぁ〜
困った時の神頼み、
あの、「しりあがり寿」さんの
存在の真っ当さが、これほど身に沁みたことはなかった。

で、もう少し考えてみる。雪合戦だし。
