2009年02月19日
死の島
序章・夢
相馬鼎 そうまかなえ は夢を見た。
それが夢であることは夢を見ている最中にも分かっていた。
福永武彦著の「死の島」(上)の古本をアマゾンで2540円
で買って読み始めている。

たとえ間違っていても私は弱いものの側につく、
村上春樹はそう言う。
こういう言葉は左翼的な「政治的正しさ」に
しがみつく人間の口からは決して出てくることがない。
彼らは必ず「弱いものは正しい」と言う。
しかし、弱いものがつねに正しいわけではない。
経験的に言って、人間はしばしば弱く、かつ間違っている。
そして、間違っているがゆえに弱く、
弱いせいでさらに間違いを犯すという
出口のないループのうちに絡め取られている。
内田樹の研究室(ブログ)より勝手にカットアップ
原爆に関係のある夢だったかな、
と彼は便所の中で考え始める。
何んだか途方もなく恐ろしい経験をした。
悪夢の中ではどんなに逃げようと思っても
逃げられないのだ。
しかしその夢の細部は
いくら思い出そうとしてももう蘇って来ない。
福永武彦著の「死の島」cut up
鈴木茂容疑者の逮捕で
はっぴいえんど:名盤「風街ろまん」
出荷・販売停止
ポニーキャニオンが販売中止を決めた
「はっぴいえんど」の名盤「風街ろまん」のジャケット
ギタリストの鈴木茂容疑者(57)が17日、
大麻取締法違反(所持)容疑で現行犯逮捕された
ことを受け、18日、鈴木容疑者がかつて所属していた
ロックバンド「はっぴいえんど」の
オリジナルアルバム3作などの販売が停止になった。
販売元の複数のレコード会社によると、期間は未定という。
同バンドは鈴木容疑者のほか細野晴臣さん、大滝詠一さん、
松本隆さんがメンバーで、73年に解散。
「日本語ロック」を代表するバンドとして
今でも親しまれているが、
解散から30年以上たって、
こうした形での販売中止は異例だ。
「無知の知」は、
ある人が成長するためにどうしても必要なことで、
それが欠如してしまっているという人が
世間を見渡すとずいぶん多い。
インターネットは、
無知の知の欠如を露呈しているような
文章のオンパレードである。
今の自分が全く知らない、
巨大にして深遠なる世界の予感を、
いかに抱けるか。
一個人がアクセスできる情報が
飛躍的に増大した現代において、
「無知の知」
は自分の可能性を活かすことができるための
必要不可欠な魂の態度であるような
気がしてならない。
茂木健一郎 クオリア日記 cut up
…何だか地上に咲く花ではないような奇妙な青い花が、
暗い緑色の葉や茎の間に浮かび上がっていた)、
そして二三個の果物(それはまだ色の青い林檎らしい)、
そして小さな皿のようなものとが描かれていたが、
それらは濃紺の地塗りの上に、絵具そのものが物の形として
変貌したかのように、
自ずからそこに浮き出ているように見えた。
それらの物たちを支えるべき平面というものは存在しなかった。
『街』に至っては殆ど黒一色で、
その中にかすかな色調の相違を見せながら、
建物のようなもの、
道のようなもの、橋や川のようなものが区別された。
人は一人もいなかった。
彼は再び中央にある絵に注目した。
この絵は何かに似ている、と考え始めた。そう、
アルノルド・ベックリンの『死の島』だ。

もし、私たちにわずかなりとも勝利の希望があるとしたら、それは自分自身と他者たちの命の完全な代替不能性を信じること、命と命を繋げるときに感じる暖かさを信じることのうちにしか見出せないでしょう。」
神を見た者は死ぬ。言葉の中で言葉に生命を与えたものは息絶える。言葉とはこの死の生命なのだ。それは「死をもたらし、死のうちで保たれる生命」なのだ。驚嘆すべき力。何かがそこにあった。そして、今はもうない。何かが消え去った。
(Maurice Blanchot, La Part du feu, Gallimard, 1949)
内田樹の研究室(ブログ)より勝手にカットアップ
投稿者 moichi : 2009年02月19日 08:11
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