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2008年12月07日

ヤァ!ヤァ!ヤァ!

stela.jpg

Stella McCartney

ステラ・マッカートニーが来日するから

会ってみないか?

と連絡を頂いたが、その日は大切な約束があり

残念ながら今回はパスさせて頂いた…

実はステラにはずいぶん前に東京で会っている。

Howie B から聞いて電話したと

ステラから電話があったからだ。

最初誰だか分からず、パリから来たモデルさんかと思って、

思わず、ステラ、Who?なんて言ってしまった。

で、…舞い上がって、

英語の得意な元スタッフにつき合ってもらい

その前にHowie Bを連れて行って

大好評だった寿司屋にいったり

でもステラはベジタリアンで食べれなかったが…

寿司屋の親父も女性には甘く

色々工夫をしてくれた

そのあとは当時のブルーに遊びにいったりした、

確かその日は畠山さんたちのグループに遭遇し

なんだかうれしくなり

ステラの側から離れていたら

とっても可愛く怒られた。

翌日の国技館のコレクションにも招待して頂き、

そのまま、ステラのゴッド・ファーザー

タツ永島さんとのディナーにまで誘って頂いた。

永島さんとは、雑誌ローリングストーン誌の頃に

二度お会いしている。

もちろん、私のことを覚えているはずもないのだが…

で、タツさんはポールのことをまるで自分の兄弟のように
話す。

”昨日、ポールから電話があって、ステラがいくからよろしくって、ステラが自慢の娘で可愛くて可愛くてしょうがないんだよ…
ほら、あの時、ポールが警察から出られなかったから、
その間、ずっと僕がポールの家族を面倒見てたんだよ…”

タツさんはほんとうに楽しそうに
当時の大事件を話してくれる。

まさか私がそのことをコメディにしているとは…

私の背中を冷や汗が滝のように流れていたことは
いうまでもない。

音楽業界のドンと食事している緊張と

上手にしゃべれない英語へのコンプレックスで

なにを思ったか私は茶碗のごはんをおむすびにして

ステラたちに日本のスタイルを見せようとして

場が凍りついたことを覚えている。

私の隣に座ったステラの悪友?も

私のコップレックス故に無口で外した会話に、

どうも自分を無視されていると勘違いしたらしく、

私のボーイフレンドは空手を習っていると

私を威嚇した。

彼女を悪友と呼ぶには
ここにはかけない別の理由もあるのだが…

そう、ステラはお母さんの影響か

誰にでも優しく平等で

とてもエレガントでマリア様のようだった。

いったいどんなひとと結婚するのだろうか…

家柄はともかく、旦那になる人は幸せもんだと…

その後、ステラにはdictionaryにも一度登場して頂いたが、

スタラ自身のキュートなプライベート写真と

愛犬の写真を送ってくれた。

こうして思い出していても恥ずかしいことばかりで

本当はもう一度お会いしたかったが

気後れしてしまったというのが真実だ。

で、これが不思議なことに、永島さんの生涯を綴った

ヤァ!ヤァ!ヤァ!
ビートルズがやって来た

伝説の呼び屋・永島達司の生涯

野地秩嘉著(幻冬舎)

しばらく前に注文していたものが届き

丁度読み始めていたのだ…

それにしても、

あんなに元気そうだった永島さん…

ステラと一緒にお会いしてから

ほんのひと月ほどでお亡くなりになり、

私のようなものにもそのお知らせがあり、

青山の斎場へ参列させていただいたが、

ひとの縁とはほんとうに不思議なものです…

私がこの道に入るきっかけになったのは

当時東芝の洋楽のディレクターをなさっていた

石坂さんをあるひとから紹介されたことも…

詳しく、別の機会に、

で、日本の洋楽シーンをゼロから作り上げた

名物ディレクターである

あの石坂さんが結婚の仲人をお願いされたのが

なんとあの永島さんであり、

しかも、なんだか私とはとても気が合う、

内田ヤヤコちゃんの仲人も永島さんだった。

もちろん、裕也さんの関係ですが…

もちろん私は遠くから見ているだけですが

それにしても

この本には色々感慨に耽ってしまう話が多く…

私の世代には特に面白いのです。

日本という国の知られざる戦後をなぞる上でも

貴重な作品だと思います。

そういえば戦後の日本人で素敵な方に、

白州次郎さんがよく登場されますが

私は永島達司さんの魅力ももっと知って欲しい…

ご本人はお望みではないだろうが…

で、ビートルズに出会わなかったら

私もこんな人生を送っていないのだから…

この辺りに興味のある方は、

中古を探されてもぜひ。

で、他の原稿にも記したが、

ビートルズが来日したことに関して

大変貴重な指摘がこの本には記されているので

その一部を紹介させて頂く。

「ビートルズの来日でもっとも変わったのは日本の若者たちだった。
その頃の若者の目的とは早く大人になることであった。
(私のこと)
…ところがビートルズが来て、演奏した瞬間、

未熟と扱われていた若者たちはひとつのことに気がついた。

…大人になったらビートルズの音楽が聞こえなくなる、

大人になったら人目を意識して行動するよう求められる、

大人になったら形式を重んじて価値判断をしなくてはいけなくなる、
それなら子供から自動的に大人になるのことはないんじゃないか…。
成熟を急ぐことはない。大人になるのを延期して

自由に考え、自由に振る舞っていたい…。」


ここしばらく私が考えていたこと

童貞時代の音楽のトキメキを越えられないのはなぜか?

その謎がここにあったのだ。

それにしても野地秩嘉さんのお仕事の奥行きにも

私は大変感銘を受けた。

本当に素晴らしいノンフィクションです。

ぜひお読み頂きたい。

tatsuji nagasima.jpg

投稿者 moichi : 2008年12月07日 17:01

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