2008年08月 アーカイブ
2008年08月31日
顎が落ちる


顎が落ちる。ほど旨いというが、その魚は
旨くて空いた口が塞がらないほど旨いのだ。
がっく!がくっ!がくがく!
会話の調子を崩された拍子に使う と年代が分かる言葉だが
顎が落ちそう…はどうだろう。
空いた口ほど間抜けな顔もないが
リリー・フランキーから贈られた
極上の干物群を目の当たりにして
私の顎は、がくっ、と音を立てて落ちたままだ。
魚の名前は知らないが
どれもこれも笑い出すほど旨い甘露の干物群に
空いた口が塞がらないのだ。
さ・か・な・が、魚がこんなにうまいものだったとは
これなら、肉はなくてもいいだろう。
飛鳥時代に国家鎮護の法として仏教が伝来すると、朝廷は殺生を固く禁じるようになった。676年(天武天皇4年) 4月17日の肉食禁止の詔は、ウシ・ウマ・イヌ・ニワトリ・サルの五畜の肉食を禁じている。その理由は「犬は夜吠えて番犬の役に立ち、鶏は暁を告げて人々を起こし、牛は田畑を耕すのに疲れ、馬は人を乗せて旅や戦いに働き、猿は人に類似しているので食べてはならない」という『涅槃経』の教えによったものらしい。
…はともかく、
このいかにもリリーらしい豪快な贈り物に
驚嘆し感動し感謝しつつ…
はたまた瀬戸内海と日本海と旭川の旨い魚に
恵まれて育った身としては
いつまでも魚が旨い国に住みたいものだ。
つまりこの感じが環境問題と私の切実な接点だ。
だから、思わぬ寒い雨の中での逗子海岸でのイベントに
かけつけてくれた 心の大きな 心の温かい
自然を愛するサファーたちは
人を愛する心も大きい。泰介さん、感謝です。
石川直樹くんや中村竜くんにはちょっと恥ずかしかったが
心の美しい音楽を奏でるtico moonや
逗子、葉山、鎌倉、界隈の海岸文化を彩る友人たちのお陰で
賢者たちに聞くと題したイベントも
かろうじて終わり行く夏の思い出になった
万の神に感謝しなければ…

で、いつかいくことになるだろうと予感していた金沢も
気がつけば大切な土地のひとつになっている。
人のお陰でものは動くものだが…
そこから生まれる
感謝と感謝は逞しい雑草のように育っていく
そんな思いがどろんとよぎる頗る旨い果物が届いた。

触ってはいけない果物もあるということだ。
それは、桃か…
だから桃太郎の国に生まれた男は
いくつになっても甘い白桃に恋いこがれるのだ。
いつか…
さて、ようやく、honokaa boy の動きが具体化し始めた。
ともかくうれしい。
しかも、幸運にも、その、
とても素敵な女性プロデューサーとお会い出来る時は
私の人生の晴れのときということだが…
知的な佇まいが魅力のその女性プロデューサーは
元ソニー出身者ということもあり、
ふと茂木健一郎さんの活躍に話が触れた。
人は自信で顔が変わるというが、
とても素敵な風貌になった茂木さんを想い
私たちは時の流れの見事さに深い感歎のため息をついた。
で、その茂木健一郎さんが敬愛する
現代美術の作家、内藤礼さんとのトークを、
東京都現代美術館で拝聴した。
茂木さんの都合で、トークの時間が短縮されたが、
ふたりの話さない時間の豊かさに感銘を受けた。

ところが残念なことに、茂木さん退席後に
半数近くの人が、内藤さんのすぐ前を、
次々と退席した その無情さに
一体彼らはなにを求めているのか?と心が痛んだが、
そんな現代社会の残酷さゆえに
あの内藤さんの作品が際立つのだ と思い直し、
またオーガナイザーの気配りは人ごとではなく
空っぽになってしまった心と形だけの公共施設を後にした。
もうすげぇ〜現代美術というハコが
例えようもなく嫌いになってしまった
雨のふりつづく午後だった。

2008年08月21日
”クルクルパー”

最近、リリー・フランキーと仕事させて頂く
幸運がつづいているが、
十年目を迎えるRSRにも急遽参加してくれた。
さて、今年五年目の参加になるクラブキングの今年の企画は
「写真とロック」
ありがたいことに今回も入場制限が出るほどの盛況だった。
当初、予定し、駄目になり、再び前日突如参加が決まった
リリー・フランキーの出演を誰も知らなかったこともあり
吃驚仰天!寝耳に水。
新しい試みのうれしい起爆剤になってくれた。

もちろん、紅一点、YOUの華やかな存在がなければ
札止めにはならなかっただろうし、

平間至、信藤三雄、鋤田正義、
三人の才人の揺るがない写真と美の世界が
一見地味なテーマに太いくさびを打ち込んでくれた

こんな豪華な顔ぶれは、一見、青山風ともいえるが、
北の大地、あのRSRでなければ成立しない。
まず、観客の心構えが純粋だ。
朝からの激しい雨の影響で
ここなら、雨風寒さは心配ない…そんな物理的な
安心感ではなく、色々一泡吹かせてくれた
あのクラブキングなら
きっとここでしかないことをみせてくれるだろう!
そんな期待をちゃんと裏切らなかった
五回目だったのだ。
たぶん。
もちろん、Tシャツテントも含めて
クラブキングの問題も借金もは山積みだが(^^;
そんな些末なことはともかく、
平間至、信藤三雄、鋤田正義
がつん!!と来る、巨人の写真作品に
私も選曲させて頂いた。
驚愕のスライドショーに
観客は思っても見なかった
快感を感じたのではないだろうか。
音楽そのものから来る衝撃とはまた別の
オルタナティブなグルーヴがここにはあった。
そんなロックな写真のすごさに、
観客はどよめき、感嘆のため息をついたのだ。きっと。
これは、つづけなければいけない。
湧き上がるエンドルフィンとワクワクする
バイブレーションを感じた。
余談だが、
平間至、YOU、リリー・フランキー
実はこの三人は同い年なのであった。
そんな気心の知れた関係からか、
”クルクルパー””クルクルパー””クルクルパー”
とお互いを呼び合う仲で、
おもに、リリーが YOU を、だが、
そんなところにも業界?の厳しさと厳しさを
感じた夜でもあった…。
兎に角、
率直で優しいリリーの思いやりに溢れる涙で答える
「YOU」 の可愛さは、生き方のチャーミングさは、
これはどう考えても北の大地RSR以外では
ないなぁ〜
つまり、最高!という意味だ。
特質スケベすべきはやっぱりリリーだ。
なんとやっぱり歌ってくれた。のです。
あのすざましい状況で歌っちゃうとは…
その精神力の強さに、観客への愛に、脱帽!
もちろん、歌のテーマも刺激的だ。
激しい生活環境に生きる彼ならではリアルな視点
「自殺」
生きていても仕方がない。
だから自らを殺す。そんな思いをテーマ…、
しかし、リリーなら、分かるから、
そんな追い込まれた誰かの為に…
自分も何か出来ることがあるのではないか?
決してうまく歌えるわけではない(失礼)
パンクに優しい、あの、リリーが、
ギター、一本で
力一杯、心を込めて、がなり、歌う、絶壁に進んで立つ姿を見て
私は素直に感動した。
今までだったらストレート過ぎて
恥ずかしかったこんな出来事も
死の前では誰もが平等なんだ〜
が近づき始めたこともあり
山あり谷あり絶壁あり薄氷あり綱渡りあり地獄あり
なんでもありを今日までつづけて来たことで
ベタでも臭くても、心が魂があるものは、
素直にリスペクトできるようになったのだと思う。
人生は成功して世間の注目を浴びているときにこそ、
その人間の真価が問われるのだと思う…
リリーの優しさに、この企画に参加してくれた才人たちに、
感謝の夏。
生きていてよかった。
花火もあった。
最後の授業

もうだめだ〜
俺はこの急行列車から飛び降りてやる〜
そんな捨て鉢の心境のときに、
このRandy Pauschの最後の授業に出会えたことが
私の人生は幸運だ。
もちろん目の前の問題は…泣いてどうなるものではないが、
”まだやれるはずだ。”
への「心変わり」が、今はありがたい。
この素晴らしい授業をぜひご覧ください。
Randy Pausch教授へ 感謝をこめて、合掌
「最後の授業」
で多くの人に感銘を与えたカーネギーメロン大学
コンピュータ科学教授 Randy Pausch氏が、
米国時間7月25日、膵臓がんに伴う合併症により
バージニア州の自宅で死去した。47歳だった。
2006年9月に発見された膵臓がんを抱えつつ、
多くの大学で行われている人生について深く考える
授業シリーズの一環として、
同氏が2007年9月にカーネギーメロン大学で行った
「最後の授業」は多くの聴講者を集めただけでなく、
インターネットを通じて世界中の人が視聴し大きな反響を呼んだ。
「子供の頃の夢を本気で実現すること」と題された
その講義の中で、同氏は、プロのアメフト選手になること、
無重力を体験すること、ウォルトディスニーのイマジニアリ
ング部門と協力して遊園地の乗り物を仮想現実で作ることなど、
自身の子供時代の夢を実現するために行ったさまざまな努力をユーモアたっぷりに語った。
プレゼンテーションの中で同氏は写真も紹介した。
そのなかには1965年に写された故郷デラウェア州レホボスビーチでの少年時代の姿、
自身をむしばむ巨大な腫瘍を示すPET画像、
思い出に残る学生、同僚、上司の写真などがあった。
そして、講義に一貫して流れていたのは、
他者を助け、障害物があっても夢を追い続けるという、
同氏の考え方だ。ブラウン大学を卒業しカーネギーメロン大
学で博士号(コンピュータ科学)を授与された同氏だが、
当初はどちらの大学からも入学を許可されなかったと告白し、
そうした障害に負けず何とかして道を切り開いたと語った。
そして教授となってからは、仮想現実研究の先駆者となり、
いくつかの賞を授与されている。
カーネギーメロン大学Human-Computer Interaction Instituteの主要メンバーであり、
アーティストと技術者を融合した修士課程
Entertainment Technology Centerの創設者の一人ともなった。
若い人々にコンピュータプログラミングを教えるための
双方向型プログラムAliceの作成にも携わっている。
同氏の遺訓は、Wall Street Journalのコラムニスト
Jeff Zaslow氏の支援により書籍としてこの春出版され、
ベストセラーとなった。
妻Jaiさんと3人の子供たち、
Chloeちゃん、Dylanくん、Loganくんが残された。
2008年08月11日
サボテンの花

サボテンの花は、百年に一度咲く?
十年に一度?
一年に一度?
http://orientalflower.dip.jp/qa/ans/8.html
結構咲くんだ。
で玄関先のサボテンは夜に向かって咲き始めた
その風体は地球外生命体のようなで気味が悪い
おや?咲き始めると以外とこれは…
翌朝みてみるとこれが以外といいのです。

気味が悪いという思いはどこに由来するのだろう?
きれい、きたない、は、なんとなくしっくりくるのだが、
気味が悪いはどうもよくわからない。
一見当たり前だと思っていることこそ
問いただしてみると
案外答えがなかったりする。
で、いろいろあった。
いろ、進藤さんのNRT320のPレゼンテーション
いろ、28年ぶりにピテカンのハコバンだった
東京ブラボーをみれたこと
あった、COMEDY CLUBKINGの映像が途中で途絶えたこと
でも、最後のHASYMOも=YMOの前はちゃんと流れてよかったこと
そんな、いろいろあった楽しかった
高橋幸宏と信藤三雄のワールドハピネスが終わった。
http://www.world-happiness.com/
それにしても、HASYMOも=YMOも もももは
どうしてこんなに特異な存在感があるのだろう…
大抵の音楽は物まねから始まるので
その対象のルーツがどこかに残っていたりする
が、
YMOの音楽は
なぜか世界のオリジナルとして揺るがないのだ
その佇まいを形容すれば、
お香を炊いた時のような
お寺に入ったような
日本らしい風光明媚な風景に接した時のような
しかも、ヨーロッパのデカダンスや荒涼とした砂漠さえも
全身の汗腺からイメージの洪水となって湧き上がってくる…
我を忘れる とはまさにこのことだ。
YMOへ向かう一万人の観客の集中力が清い
えも言われぬ凛とした気を感じるといえばいいのか…
確かにこれは音楽だが他の音楽とは明らかに違う
得体の知れないオーラを発信しているのだ
ひょっとして記憶の意識が
すっかり共同体になっている所為なのか…
で、気味が悪い の対蹠的にある
この感じを改めて問いただせば
答えのないサボテンの花とおなじ
魅惑の夜の出来事として通過していった。
2008年08月07日
金沢の花火

”茂一さん、俺スチャダラ、やって、もう二十年ですよ。”
親しい友人からはボウちゃんと呼ばれる
BOSEのセリフで、
先輩(兄貴?)そしていまや、社長の
リリー・フランキーと私は思わず頬和む。
日本のヒップ・ホップ
日本のラップ・グループでは
群を抜いてしゃれたセンスのスチャダラパーの
坊主?ボウズ?BOSE?と偶然金沢でジョイントした。
なんでも、わざわざ 金沢21世紀美術館へ
「ロン・ミュエック」展
見に来たそうで…
流石?やっぱりくるでしょう。とファン意識満載。
そもそも私は、金沢21世紀美術館主宰の
二十一世紀塾 ◎第1回
桑原茂一プロデュース回「21世紀の自由人とは?」
~桑原茂一が探る生きる哲学
「らしく、生きて、つくる。」
【出演者】桑原茂一(モデレーター)、
リリー・フランキー、河瀬直美
で、リリーとのうれしい金沢の大人の夜に
突然、坊主が合流〜
”合流”という響きといえば、昔から疑問だったのだが、
成城のスーパー石井の肉屋の親父は何故か?
”いっらっしゃい、いっらっしゃい、そして合流〜”
って叫んでいる。気持ちは伝わるが、
いまだに意味が分からない。街はいつも疑問で一杯だ。
で、予期せぬBOSEの参加で、
なんともはしゃぎたくなる金沢の夜になったのも
そのはず、
その夜はタイミングよく金沢の花火大会だったのだ。

久しぶりに、ほぼ真下で見る花火の豪快さに
騒ぐ騒ぐ。参加者頗る童心状態。
というのも、ほどよい、田舎の風情がいい。
屋台の数も多すぎないしね。その分、厠はない。
精神と肉体のバランスがね〜
向こう岸には平屋の峰が並んでいるが
空は広々と空いている
いなたい河原の匂いが郷愁をそそる。
思い思いに浴衣で着飾る高校生たちの恋の火花が眩しい
もともと男は火遊びが好きだ。
殺人の行われない火薬遊びなら
花火に勝る楽しみはないのではないか…
いつか花火に選曲をさせて欲しいものだ。
そうそう、例えば、熱海 辺りで
ハッチャケ花火大会を催したいものだと…
BOSEやリリーたちと…極上の天然のエビの

すげぇ〜うまい居酒屋で盛り上がったのであった。
そういえば、なんと坊主岡山出身とか、
うれしかったなぁ〜
なんだか最近振り出しに戻っているのかも。

