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2008年07月19日

黄金のクラップ・ヘッド

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「人生は”死に至る”戦いなることを

忘るべからず。」

芥川、幻の遺書みつかる。

35歳で自殺した作家、芥川龍之介…

…随所に推敲のあとが残る。

「死に至る」を後から加えていた。

(毎日新聞より)

これは次号のdictionaryの
編集後記にも書いたのだが、

いまの私は「負けて勝つ」の心境だ。

これができれば、芥川は自殺しなかったのではないか?

つまり、生きることは、ひとと交わること。

嫌な奴と交わるときに

そいつの、いいところだけをみて交わる。

これができれば

人生は黄金色に輝くことができるのだ。

そんな生きる真理を

私は茂木さんの日常に発見したのだ。

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それは壮絶ともいえる生々しい戦場で…。

あの、茂木健一郎というひと(巨人)は、

どんな相手に接しても、

一瞬にして、

相手の思いを読み、

場の空気を読み、

そこで、一番必要とされている

言葉を紡ぎだすのだ。

そして最高のムードを醸し出すのだ。

これこそ天才の為せる技ではないか。

茂木健一郎が、これほどまでに、

世界から愛される秘密は、

魅力は、ここにあったのだ。

時には、常々、毎度、頻繁に、

繰り返し繰り返し、


”やってられねぇ〜よ。”

”誰も真剣に日本のことを考えてないだろう。”

”こんな偽物ばかりじゃ、

  もう、日本に未来はない!!”

既に人間を超えているといっても

過言でも華厳の滝でもない茂木さんの

超人的仕事量を察すれば、

はらわたが煮えくり返ることも…

そして、絶望につぐ絶望…

ゴジラにもなれば

芥川のように落胆する日々もあるだろう。

しかし、茂木健一郎は、モギケンは、

いつもどんなときも笑っているのだ。

これこそ思わず拝みたくなる瞬間だ。

で、負けて勝つとでもいえばいいのか…

つまり思ったことをそのまま相手に伝えるのは、

すなわち、心が脳の使い方が子供なんだと思う。

もっといえば、そんな我が儘な態度の輩に、

社会は、人生は、愛の手を

差し出してくれることなんかあらしまへん。

だから、そんな自分勝手な、ちっぽけな人生は、

当然案の定暗い日曜日のままで一生終わるのだ。

有り体に言えば

心も生活も貧乏なままで終わるのだ。

はい。はい。お察しの通り、

これはあくまでも私のことを中心に語っておます。

(笑い)で、で、

ここ数年〜

幸運にも茂木さんに接し

多くの学びを経験させて頂いているが、

これはまさに私の人生の大発見だったのだ。

例えるなら、

若返りの薬、頭の良くなる薬、元気になる薬

を発見した喜び…

もしかしたら、この負けて勝つという生き方…

もっとも私の嫌悪する

「開き直る」

にみえるかも知れない。

が、自殺するよりはいいだろう。

たぶん。

ま、これまで私の認識は

その程度の軽さであったのだ…。

からっぽ。からっぽ。からっぽ。

カラックスの存在は、Leos Caraxの存在は、

レオス・カラックス

 me me me mobile me のフランス人らしく

自己中心主義者らしく、飄々として、

ファッションセンスもいかにもで、

会えてうれしかった。

もちろん、dictionaryの茂木健一郎対談の為だ。

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英語で話したい。

そんな茂木さんの思いを

急遽敢行した。

噂通りナーバスな風情の監督は

この対談の趣旨をあまり知らされてなく、

”これ、雑誌?”

なんと高層17階のホテルの窓は

ヘビースモーカー、カラックスの

要望で開けられた。

高層ビルの窓が開く?うん?へぇ〜

で、東京上空の強い風が容赦なく私の顔をしばき

リトル・ブリテンにつづく

英語での対談は、

事前に一緒に…の号令もあり

英語能力皆無の私にも

茂木さんからいきなり振られるのではないかと

不安と緊張で

TIME WAITS FOR NO ONE

茂木:あなたはすばらしい長撮りの能力を持つ監督の一人だと思うんですが、例えば「汚れた血」では通りを踊りながら駆け抜ける。またこの作品ではまた長廻しを銀座で撮っていますが、何か特別にこの様な手法が好きな理由ということはありますか?

Carax:私は逆にこのような手法で怒りや踊りを表現できることを発見できたことはラッキーだと思います。何より動きを撮ることが大好きなんですよ。とにかくある男が歩き、そして走ることを撮ることができるのは映画作りで最も美しいことではないかと思うんです。

訳:國武あやこ

間もなく公開される東京をテーマにした

オムニバス映画「tokyo」

銀座アップルストアー前を人間ゴジラが縦断する

脅威の長回しに、私は映画芸術の神髄を見た気がした。


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Leos Caraxの「汚れた血」Mauvais sang は

私のベストフィルムのひとつだが、

英語では「BAD BLOOD」ではないかということを

今回フランス語の通訳の方に教えて頂いた。

で、別れ際にひとことファン心理を伝えようと…、

BAD BLOOD is my favorite …

後がつづかなかった mostも抜けた

またしても暗い日曜日に突入…

そういえば、その昔、

黄金のクラップ・ヘッドなんて曲があった…

「急いで口で吸え」 だったか…

私の頭は糞で一杯なんて歌だったような気がする。


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投稿者 moichi : 2008年07月19日 09:39

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