2008年06月08日
nine Poison 第二回 ダンス

Raphael Sebbag
ラファエロは生まれながらのコメディアンだ。
人間の真剣な姿ほどおかしいものはない。から…
うん?
もしかしたら出身地と関係があるのかもしれない。
彼はモロッコ生まれのユダヤ系フランス人だそうだ。
兵役時代はその繊細さゆえに精神を病み、
自殺未遂を経験していると聞いた。
ラファエロの独特のエキゾチックな泣きのルーツは
そこなのか…。
納得。
そういえば、最近亡くなったイブさんローランは、
モロッコのマジョレル庭園をこよなく愛したそうだが、
彼も、フランスの国土だった、北アフリカの
アルジェリア出身だったそうだ。
彼も同じく、兵役時代に鬱病になったとか…
美しい世界を描くこと、人殺しのプロになること、
普通分裂するのが正常だ。
そういえば、恋をするなら異邦人がいい。
と、昔、誰かが呟いたが、
ラファエロのように、時折、
コントロール出来なくなってしまう気資は、
ヤバいところへ突っ込んでいく=コメディの本質
に十分適合するが
異邦人だったラファエロの育ちを思えば、
自分の身を守る為に
いつしかコメディアン気質になったのかもしれない。
さて、今回の相手役だが、少し前のdictionaryでも
表紙のモデルをお願いしたこともあれば、
現代美術azにも登場して頂いたこともあるから
おや?と思われた方もいるかもしれない。

かずら 作
そういえば彼女も子供の頃から、
異邦人的な環境で生活してきたそうだ。
望んでそうなったわけではないにせよ、
理不尽な生い立ちから生まれる複雑な精神は、
ときに、素晴らしい才能を開花させる。
今後のふたりの活躍にますます期待したい。
ともあれ、くどく、第二回 ダンス
すみやかに、ご覧あれ。
投稿者 moichi : 2008年06月08日 11:27
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