2008年05月11日
午前三時の Hot Fuzz

最近知り合った大変才能豊かな二十代前半の若者に誘われ
石井裕也監督の「ばけもの模様」
中心がどこにあるのか希薄な上、主演女優級の俳優が夜空を見え上げながら脱糞するシーンというのも
相当変だ。
もちろん、おならは茶飯事…
リアルな感じで、全部が嘘、いいたいことは、多分、ない。
出演者全員が狂っている。
そういう意味では、静かに狂っているひとは
日常にその辺にごろごろいるから、
リアルな日常を描いているともいえる。
で、例えば、
コーエン兄弟の初期の作品
「ブラッドシンプル/ザ・スリラー」のような匂い
が全くないともいえないから
困ったもんだ。
気になるひとは、
みるといいですよ。
試写後、私もしばらく立ち往生した。
で、その困った映画の試写帰りに、
後ろからいきなり呼び止められ、
そこは、英国大使館裏辺りだったりするのが妙なんですが…
声をかけてくれた映画評論家?名前を失念しましたが、
イギリスのB級映画「Hot Fuzz」を推薦され
試写会のカードまで頂いた。
実は会社にも届いていたのですが、単なるアクション映画だと思って気にもしていなかったのです。
で、縁あって、今朝3時頃から拝見した。

面白い。
B級といっても、流石 英国映画、
ちゃんと今の匂いがぷんぷんしていた。
肌触りは今なのだが、内容は古典だった。
おばかな映画でした。機内でみるような感じ?
といって、片付けるような映画でもないのです。
頭の真ん中にお金が詰まっている、歌を忘れたカナリヤ
日本人とは明らかに違う
階級社会の良きところが中心にあって、
つまり、道徳心とか、友情とか、正義感とか…
生きる上でないがしろにできないことがなにげに詰め込まれていたりする。
自立した人間(人間としてあるべき姿を知っている)
をちゃんと認める社会とでもいえばいいのか…
人間がまじめなんですね。
だから、おばかが成立する。
ないな〜日本。それが。
ただ、警官映画がヒットする背景が日本と英国ではずいぶん違うということ。
警官を、おばかにしている英国、おばかに出来ない体質の日本、
だから、コメディが成立しない日本、にっぽん、にほん、
ファシズム国家への道を静かに猛進中であることに異論はないが、
食えない時代は警官が増えるとか…
ここで、私見、茂木健一郎語録より、一発!
「独裁者って、世の中を自分の色に染めようとするじゃないですか。その様子は勇ましくて一見すると生命の力にあふれてるように見えるけど、実は生命力の衰えなんですよ。自分と異質な考えや存在を受け入れることって力がいることなんです。とてもしんどい。独裁しようとする人はそれができなくなってるんですね。そういう意味でいうと男性原理の象徴のような軍隊的な組織というのは生命力の衰えを現してもいるんですね。勇ましいようで、実は衰えてるんです。」
衰えてるのですね。日本。
松岡正剛さん曰く、…異胎の国になっていったのです。
うん?意味がわからん。
すんまへん。
では、気分を変えて南国の写真でもみもうすか…




投稿者 moichi : 2008年05月11日 11:59
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