2008年03月23日
置物

動物と置物
人間は動物だから、咄嗟の時に備えて俊敏に動ける体勢を常に保持していなければならない。
が、現代人は長い間の受け身教育や規則正しい生活環境によって、瞬時に動くはずの本能を弛緩させてしまっている。
すなわち現代人は
「置物」
に成り下がっているのではないか?
例)京都駅にへたり込んでいる修学旅行生など。
豪快痛快快哉喝采!!
養老孟司さんの考察の鋭さに舌を巻いた。
しかし、それは、茂木健一郎さんからの一撃!
「一番ヤバいところへ突っ込むのがコメディ」
このことを再認識することができた喜びの時間でもあった。
納得=本質
脳の機能を見事に活性化させてくれる
お二人の話術テクニックに脱帽!!
頭のピクニックな午後 とでも呼ぶしかない
外は春の祭典真っ盛り
置物のようにどっかと腰を下ろした知的好奇心満載な午後…
そうそう、置物といえば、

茂木健一郎さんの「思考の補助線」
「価値」はどのように決まるのか
アンディ・ウォーホルの作品「フラワー」と対比させる形で
寿司屋の置物を例にしたあの考察を思い出した。
演歌は世界のどこにでもある。宝船に相当するものは、さまざまな文化の中にあるのだ。
途中略
その時々の「中心」の感性にもとづいて、「周辺」に置かれてしまっているものを無反省に切り捨てることだけはしたくないと思うのだ。
したくないといえば、この打ち上げで、
第138回芥川賞を受賞された「乳と卵」の 川上 未映子さんを
茂木さんに紹介された。
そのタレントさんのようにオシャレな川上さんは大阪弁舌も鋭く巧みで、
わたしね、茂木先生に指名されたときに、ほんまに質問したかったんわ、
”茂木先生、養老先生の考えで、それは違うということはないんですか?”と。
茂木先生曰く、
私は人の「いいところだけ」みてつき合うようにしているので…
納得=本質
この日の打ち上げも、なんでこんなに人が集まってるの?
まさに茂木健一郎さんの魅力の本質がここにあるのだ。
ナザレのイエスに例えたくなるほど
ぞろぞろぞろぞろぞろぞろ…
茂木健一郎の側にはひとが集まってくるのだ。
茂木さんの人類愛は有限無限だ〜
で、
茂木さんの巧みな誘導によって養老さんが楽しそうに話す
納得=本質 の連打に私の脳は
完全にノックダウンされたのです。
もし、このままマットから置き上がらなければ…
意識は途切れ途切れだが、生命は面々と続いている。
皆さんも寝るでしょう!
途切れ途切れの意識の中で
このまま意識が戻らなくてもいい…
そう思える瞬間を死(天国)と呼ぶのだろうか…
…死を恐れる必要はない。と養老孟司さんは説く。
なんだか、お坊さんよりも説得力があったな。
だから満席なんだよね。
対談 脳と生命 11011791 <満員>
講師: 北里大教授 養老 孟司
1937年生まれ。東京大学医学部卒。東京大学医学部教授を経て、北里大学教授、大正大学客員教授、東京大学名誉教授。医学博士。
著書に『ヒトの見方』(筑摩書房)、『形を読む』(培風館)、『唯脳論』(筑摩書房)、『涼しい脳味噌 正・続』(文藝春秋)、『脳に映る現代』(毎日新聞社)、『カミとヒトの解剖学』(筑摩書房)、『身体の文学史』(新潮社)、『毒にも薬にもなる話』(中央公論新社)、『バカの壁』(新潮社)、『虫眼とアニ眼』(共著・徳間書店)、『こまった人』、『まともな人』(中央公論新社)、『無思想の発見』(筑摩書房)、『人生の疑問に答えます』(共著・日本放送出版協会)、『運のつき』(新潮社)、『命と向き合う 老いと日本人とがんの壁』(共著・小学館)、『小説を読みながら考えた』(双葉社)、『脳と魂』(共著・筑摩書房)、『逆立ち日本論』(共著・新潮社)など著書多数。
脳科学者 茂木健一郎
1962年生まれ。ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー。東京工業大学客員助教授。東京芸術大学非常勤講師(美術解剖学)。東京大学理学部、法学部卒業後、東京大学理学系大学院物理学専攻課程修了。理学博士。
著書に『脳と仮想』(新潮社)、『スルメを見てイカがわかるか!』(共著・角川書店)、『脳内現象-<私>はいかに創られるか』(日本放送出版協会)、『「脳」整理法』、『クオリア入門』、『生きて死ぬ私』(筑摩書房)、『脳の中の人生』(中央公論新社)、『脳と創造性―「この私」というクオリアへ』、『目からウロコの脳科学』、『感動する脳』(PHP研究所)、『ひらめき脳』(新潮社)、『食のクオリア』(青土社)、『プロフェッショナル仕事の流儀』(共著・日本放送出版協会)、『天才論』(朝日新聞社)、『脳と仮想』(新潮社)、『フューチャリスト宣言』、『音楽を「考える」』(共著・筑摩書房)、『芸術脳』(新潮社)ほか多数。「クオリア」(感覚の持つ質感)をキーワードとして脳と心の関係を研究している。
講座の内容: 脳の働きは、長い進化の過程で形成されてきました。脳の営みの理解は、「生きる」ことの本質を明らかにすることにつながります。解剖学、医学、歴史、哲学、昆虫の研究などの広い見識と体験から「常識」に与しない視点で人と社会を捉え続ける養老氏と、気鋭の脳科学者・茂木氏が、生命とは何かに迫ります。
会場:工学院大学アーバンテックホール(西新宿)
投稿者 moichi : 2008年03月23日 07:50
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