A to Z へ | « 彼らは一体何を見ているのだろうか? | メイン | ゲロゲロプースカ »

2007年11月04日

花咲く岸辺に…夢再び

miyake.jpg

松浦俊夫経由で三宅純の新譜が届いた。

松浦俊夫

偶然は必然か?
その昔、武先生(菊地武夫)のjazz clubのプロデュースをした。
店の名前を私は「ボヘミアン」と名付けた。
その店のライブのブッキングの手伝いをアメリカから帰国して間もない三宅純にお願いした。
で、そこで働いていた松浦俊夫を、当時クラブキングの社員だった矢部直が推薦し、
そのままクラブキングの社員になった。
その頃、ロンドンに支店があったクラブキングは
社員になって間もない矢部直をクラブカルチャー見聞のためなんどかロンドンへ派遣した。
私たちはクラブカルチャーの招聘業務をご存知富士ロックでお馴染みのスマッシュの日高さんたちに協力を求め繰り広げた。
いまも彼らと関係が続いているアーティストに当時デビューしたてのジャイル・ピーターソンがいる。
その後、おなじく社員だったラファエロ・セバーグを誘い
矢部、松浦、ラファエロの三人は
UFOという名でデビューした。

で、三宅だ。
会った瞬間から今も変わらない三宅純の才能は凝縮され
このアルバムに定着されている。
彼が日本人である。というだけで、音楽に日の丸はついていない。
パリで暮らすことが日常になったことで、
このアルバムの音づくりには少なからず影響を与えているだろう。たぶん…
といって三宅はどこにいようが誰もが唸る音楽をつくることに変わりはない。
あの頃、実験的だ狂気だといわれた音楽でさえ今日聞けば
樽で熟成させたワインやウイスキーのように…
角が取れまろやかな飲み口に変わっていることの方が多い。
どんな作家にも円熟期というのはあるのではないか。
当然だが私にはあの頃に帰りたいという思いはみじんもない。
今日生まれる音楽を聞いていたいのだ。
この音楽を普段は飲まない山崎(ウイスキー)をストレートで試した。
見事に酔った。
見事に二日酔いだ。
寝かせていた樽のスモーキーな匂いが
三宅純の音楽が
暫くは頭の芯にこびりついたままだろう。

三宅純


PS.先日電話があったラファエロの新譜が間もなく出るそうだ。

投稿者 kuwaharamoichi : 2007年11月04日 12:47