A to Z へ | « 迷子 | メイン | アース・デーはピースフル »

2007年04月13日

カシミアの黒のベスト

zukkca4.jpg 

原宿のクエストホールにZUCCAの展示会を訪問

TV COMEDY CLUBKINGで衣装協力をお願いした。
ZUCCAの小野塚さんを訪ねた。

最終回のDVD-ROMと稲垣商店のワインを手みやげに。


ほんとうに久しぶりにコレクションのビデオを見た。
忘れていたときめきが蘇って来た。

コレクションの選曲は誰でも出来そうにみえるが

いざやるとなると終わりのない自分との戦いだ。

私はコムデギャルソンのコレクション選曲を約20年に渡ってつづけた。

で、今回拝見したコレクションは1920年代風というか、禁酒法時代というか、

もちろん、感触は近未来のタッチなのだ…
マッチ棒のようなモデル達にとても今を感じた。

そのパリコレのVTRを拝見した後、小野塚さんと少し話した。

今回の女の子のモデルは平均年齢16歳だそうだ。

しかも、みんなパリに住む女子たちとか。

それにしても、ぶつかれば折れそうな身体にもかかわらず。

恐ろしい程にエレガントで堂々としている。

またモデルの男の子の目つきの悪さは、
なんでも、リストニア?聞き違いか?辺りの出身者だからでそうで、
全身から溢れ出す警戒心がショーに緊張感を生んでいる。

その不穏なムードのおとこたちと
蕾のパリジェンヌの可憐で洗練されたムードとの対比が
プロのファッションデザイナーの仕事だと認識した。
パリコレで発表するデザイナーは誰よりも今日を描けなければならないと。

小野塚さん曰く、

可愛いモデルは世界中に沢山いる。

ファッションショーもいまやどこの都市でも当たり前のように行われている。

がしかし、世界最高のファッション・コレクションは

やはり、パリでしか成立しない。

何故なら

パリの街がどこよりも美しいからだと。

実はこのZUCCAのコレクションの終わったあと、
会場から出た人々が目にしたものは

あのセーヌ川の向こうにかかる美しい優雅な虹だったとか。

その美しい虹のお陰で、

今まさに見たコレクションの余韻が
得も言われぬ感動に連なっていったと…

人生は美しい  

日々の生活の中に突如沸き起こる美しい感動
人生を肯定する喜びに囲まれて育ったパリジャンのモデルたちが
どこの国のモデルにもまねの出来ない優雅さを漂わせているのは
自然なことだろう…

生きていることを素直に喜べる瞬間が止めどなく起こる街パリ。

それこそがパリコレの真の意味かも知れない。

…そんな話しを、優しい微笑みを浮かべ、さらっと話す
小野塚さんの魅力とZUCCAのコレクションはまさに一対であった。


黒いレザーのスニーカー
黒のカシミアのベスト
濃紺のフード付きパーカー

お陰でつい衝動買いをしてしまった。

ファッションはやはりマジックだ。

zucca2.jpg

投稿者 moichi : 2007年04月13日 23:55