2007年03月08日
タイムマシンにお願い

幸宏の新曲が二曲続き
”インテリじゃないとロックは出来ない。” 小原礼
”さいざんす! ” トノバン(加藤和彦)
トノバンの粋な一言で、36年前のあの頃に、ひとっ飛びした。
私が一番最初に好きなった日本のバンド
ミカ・バンドのゲネプロを今夜見た。
これまで過去のロックをもういちど見に行く趣味はなかった。
それをノスタルジックで済ましてはいけないことが今夜分かった。
存分に楽しめた。ある意味これは日本のロックの大河ドラマだ。
才人たちはどう生きたか?
ひとりひとりの生み出す音楽のスタイルとその個性が
今日まで生きたそれぞれの人生のプロセスをハッキリと音楽は物語る。
顔の履歴書。曲の履歴書。過去は消せない。
そういえば、今夜気がついたのは、
ギターとベースがロックの本質だったのかも…。
この二つの楽器はどちらもロジカルさを野生が食いちぎる瞬間にエクスタシーが現れる。
が、ともすれば様式美に終わってしまう陳腐な絶壁が待つ。
ショーの中盤に、
マッスル・ショールズ・サウンド・スタジオ
http://voodoochains.jugem.cc/?eid=404
あのスネアーのぬるい感じが腰を揺さぶる
”この曲は幸宏のリクエストで作りました。”
のMCで始まるトノバンの憎い新曲唸る名曲にそれまでの緊張がゆるみ
ようやく私の身体が浮き始める。
するとどうだろう
ミカバンドのメンバー達がどんどん若くなっていった。
高中のTシャツの袖がめくれ上がり、鍛えた筋肉が暴走を始める。
メンバーの顔から皺が消え淀んだ贅肉が汗となってみるみるうちにシャープな腰回りになっていく。まさに、まさに、
それこそ、タイムマシンにお願いだ。
ひとは実は年を取らない。
いいものは最初から変わらない。
生きる真理は音楽に宿る。
音楽家は最高の職業であり最高の宗教家でもある。
蓮の花びらが開くように真理の扉が今夜開いた。
竹から生まれたかぐや姫のような カエラ
宇宙の果てから現れたプリンセス木村カエラ
歌も踊りもそのすべてが今までのどのミカよりも
私には完璧に思えた。それは、
トノバンとユキヒロ
まるで奇跡のような出会いから今夜まで
ふたりがあきれるほどただひたすら美しく生きて来たことの証ではないか。
今日生きている事が美しい。自分に正直生きる事が美しい。
あこがれの人に再び会うときの緊張感と喜び
美しい夜は未来を明るく照らしてくれる。
ブラボー!
投稿者 moichi : 2007年03月08日 00:17
