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2006年02月25日

ちがいます

chigaimasu.jpg


大堀こういち  温水洋一 O.N.アベックホームラン

http://www.honda-geki.com/suzunari/koen/chigaimasu.html

土日は4回も公演が在るそうで、しかもなんと、まだ席が在るという幸運ではないか。

あす。あさっては、みなさまぜひとも親しい仲間を誘ってお出かけいただきたい。

で、私はさっきみてきた。楽しかった。実にきれいにまとまっていた。

偉そうな言い方で恐縮だが

ありがちのいつもの無理矢理が
今回は妙にきれいに
まるで物語に芯が在るかのように
きれいな流れが在り
たいへん楽しめた。

俳優の技術や経験がどんなぶっ飛んだ脚本よりも
なによりも大切で必要なものだと感じられたことも今夜の収穫だった。
それほどふたりは芝居も醸し出す雰囲気もまったく上手でうまい。

つまり最近の大騒ぎする身内受けので勢いのみが目に余るいまどきのお芝居ではなく、
経験と技術と才能がなければ絶対成立させることの出来ないいい意味でのいまどきのシュールなお芝居だった。

で、私が唯一声を出して笑ったのは、俳優の演じる肉体的な痛みが伝染する瞬間だった。

そう、私が思わず声を出して笑ったのは、女装した二人が演じるイカレタ年増OLの復習合戦(再演)の
最後の暗いマックスのシーンだった。

だからかいつまんでいうと、大堀演じるOLが、自分自身の肉体を吊り橋にして
復習相手のOLを断崖絶壁の向こう側へ渡らせるというもので…
温水が女のように細くて白い大堀のふくらはぎの上をハイヒールを履いたまま踏みつけて渡っていくシーンの
暴力的なはらはら怖さ笑いだった。
もしかして俳優はやはりMの素養が必要なのではと…
そういいたくなるほど、どうみても痛いのだ。
しかも痛いことが避けられない事実だと分かった瞬間、
私は思わず笑いが声に出たのだ。

いやもちろん、その前までのシーンが面白くなかった訳ではない。

それどころか、いつも以上にちゃんと面白かったのだ。

でも結局私が笑ったのはそうした人間のプリミティブな行為に対してだった。

突然眠い。

つづく。

投稿者 moichi : 2006年02月25日 00:28

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