2005年05月10日
甘い沈黙/稽古03
今日稽古にレオナが参加した。
これでようやく流れが見えてきた。
セリフはまだおぼつかないものが多いが
何か得体の知れないものが動き始めている。
稽古を重ねるうちに見えなかった輪郭が浮かび
それまでのバラバラの線がつながり始めているのだ。
しかしそれがどのようなものなのか
まだだれにもわかっていない。
ここからは何かにしようとせず何かになるのを待ちたい。
それにしてもこのカビ臭い匂いはなんとかならないものか。
いまさらなんともならない。
なぜならそれは私の内に堪っていたカビがようやく外に現れた。
ただそれだけのことかもしれないからだ。
人はエイズや癌で死ぬのではない。
兆候が現れていたにもかかわらず
そのままにしていたことで生まれた小さなカビが
あるきっかけで堰を切ったように繁殖し始め
瞬く間に身体の隅々まで広がっていく
そしてその勢いに対抗する力を失ったとき
肉体は活動を停止する。
しかもこうしたきっかけは無限の予期せぬ組み合わせで起こるわけだから
それに対処できるほど私たちは優れていない。
…イメージが勝手に広がってしまった。
きっと不安のせいだろう。
とはいえ明日の稽古がまちどおしい。
カビとも明日までだし。
投稿者 moichi : 2005年05月10日 23:13
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