2005年05月 アーカイブ
2005年05月26日
ONE WATER DROP
何故私はロボットの声が歌う歌が好きなんだろう。
実は人間の声が歌う歌はあまり好きではない。
どうもそこに関係があるかもしれない。
は、ともかく人間の声以上に私はロボットの声に人間の切なさやロマンチックを感じるのだ。
そういえばあのボコーダー使用のスティービーワンダーの名曲はなんだったっけ。
70年代~80年代に生まれたボコーダー使用曲を一度まとめてみたいものだ。
で、先日銀座のアップルストアーで、あれ?この曲は。と聞こえてきたのが
ONE WATER DROP/ TOSHIYUKI YASUDA
きっと彼もそんな曲を聴いて育った子供たちのひとりなんだろうな。
私の好きなロボット声の使い手の名手が安田君なのである。
縁あってここ数年安田君は私のコメディのために音楽をつくってくれている。
その卓越したセンスにいつも感心させられる。
選曲家的な器用さに収まらずプレイヤーであり作曲もできることのスキルがきちんとオリジナルのスタイルを生み出しているのだ。選曲家の旗を振ってきたものの一人としては昨今の日本の音楽シーンの成熟度に感心するばかりだ。
TOSHIYUKI YASUDA の音楽は世界の音楽シーンへ向かって開かれている。
ただ残念なのは、彼の音楽を聴いた子供たちが次に生み出す音楽を
私はもう聴くことができないことだ。

投稿者 moichi : 08:09 | コメント (1) | トラックバック
2005年05月24日
毒には毒をもって制す

少し聞くことをためらっていた
snow effectの新作を今朝車で聞いた。
自分の声が使われていることの照れからか、
暫く寝かしておいた電子音楽が身体に心地よい。
考えてみれば日常のノイズを楽しむなんて
ずいぶん人間はひねくれている。
というのは正しくなく、意識せずに入り込んだものでも
実は感性の手助けになっている。
「毒には毒をもって制す」
こんなイメージがこの音楽から湧き上がってきた
強い毒に対抗するためにあらかじめ毒を少し与えておくことで
強い毒に対する抵抗力が生まれ
ついに強い毒が向かってきたときには
もうすでにその毒への交わし方が生まれている。
いつのまにか
世界平和を祈念している
そんな気にさせる
そんな小さな毒がこの音楽には潜んでいる
ユートピアは脳の中だけで完結するとしても
まただからこそ
この音楽は心地よいのである

涼音堂茶舗
東京・吉祥寺と京都を拠点に「電子文化の茶と禅」をコンセプトに活動する電子音楽 レーベル。
1999年、星憲一朗とアニメーション作家森本晃司とのプロジェクト『アンビエントデス』を皮切りに、"アンビエント茶会" に集合したグループで茶会から音源を発信する "茶舗" としてレーベル涼音堂茶舗が発足。クラブスペースに茶席を持ち込んだ『サクラチルアウト』など独自のスタイルでのパーティを主催し注目される。
snoweffect(スノーエフェクト)
石川貴史、竹村理明、星憲一朗によって結成。「Powerbookとお茶」からスタートしエレクトロニクスと空間を追求する電子空間音楽ユニット。
http://www.ryoondo-tea.jp/artist/snoweffect.html
2005年05月20日
甘い沈黙/速報&批評
甘い沈黙の写真です。あの夜の雰囲気を少しでも。
http://www.clubking.com/comedy/
甘い沈黙
少し時間を置いて的確な批評が寄せられました。
第四幕の脚本を担当した古川さんです。
こうした冷静な判断が正しい自省に繋がります。
ありがたい。
From: YUYA FURUKAWA
返事遅れてすみません。僕の脚本はおおむねああいうことだと思います。
ただ、バタイユ等固有名詞と、ハガキ、直腸等名詞がやや聞き取りにくかったので、
見ている人はよくわからなかったのではないかと思います。
フィルムとちがって舞台はそのへんがむつかしいです。
やりなおしがきかないのと、そこで流れが切れてしまうので。
脚本の段階で僕がもう少し精密に単語を選んでおくべきだったかもしれません。
全体の構成でいうと、引用が多く、
なんだかいいことを言いたい感じが少し出てしまったように思います。
メッセージ的な部分がもうちょっとユーモアにくるまれていて方が
高級なコメデイという狙いが伝わったように感じました。
空間の造型はとてもよかったと思います。なにしろお疲れさまでした

世界で一番SEXYな一日
憎しみに飽きているボクらを守る戦士達の歌が
theatre brook の佐藤泰司の移籍後のニューアルバムが出る。
まずそのシングルの発売プロモーションで渋谷FM/theater brook specialの司会を務めさせていただいた。
久しぶりの再会と久しぶりの司会で緊張したが、
私のへた大阪弁と泰司の徳島弁(私は大阪弁だと思っていたから方言は難しい)で
話は和んだ。
方言を使うと自分が馬鹿になれる。アホの坂田にもなれる。つまり裸になれる。
二三日前から繰り返し聞いていた泰司の新譜は
70年代に脚光を浴びたヒット曲が万華鏡のように広がり
当時のロックやファンクやレゲェやポップスの破片が
私の記憶の呼び起こす
それはまるでDNAに書き込まれていたかのように反応するのだ。
あらゆる表現は模倣だ。
とするなら、こんなに完成度の高い模倣は少ないだろう。
このセンスと技量を今こそ他国の音楽ファンに聞かせたい。
90年代以降、情報の洪水の中で音楽を知識(ただ知ってる)として捉えることになれた音楽ファンには
堪らないアルバムだろう。
もちろん。当時の音楽に青春を捧げたものにも
ただの郷愁で終わらせない芯のある出来映えだ。
けむりで阿呆になっていたあの頃のディスコのカバー曲が泣かせる
「Don't Let Me Be Misunderstood」

2005年05月18日
ヤンチャのまま終わったらアカン。人生の喧嘩は長いから。
コピーライター仲畑貴志
完璧なコピーというのがあるとすればこれだ。
こんな完璧なコピーを帯に頂いた本がある。
写真家・吉永マサユキが半生を綴った裸の街の青春グラフィティー!
「へたれ」 リトルモア ¥2500(へみたいなもんやでぇ)
うららかでよく晴れた日の放課後、気持ちよく遮光が降り注ぐ教室で、ゆうべの遊び疲れのせいか机にうつぶせになって寝てしまった俺を、セッキンがこづいて起こした。…
これには
笑った。笑った。笑った。笑った。笑った。笑った。笑った。笑った。笑った。笑った。笑った。笑った。笑った。笑った。笑った。

しかもちょうど次号のフリーペーパーdictionary のテーマは
「馬鹿新聞」
どのページをめくっても馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬
で、次号、吉村マサユキの馬鹿写真がこの馬鹿新聞に登場するのだ。
当然他にもあまりにもバカバカしくて話したくもない馬鹿写真や馬鹿テキストで満載だ。乞うご期待。
じゃけんどうかんがえても6月10日発行のディクショナリーは目にも留まらぬ早さでパクられるだろうっつて。
えつ?パクられるって、これフリーペーパーでんがな。がびん。
ところで、私が最近感動した言葉
「なににもならなくていいよ、こっちにおいで」
(まだ生まれてこない子供たちに、この世に生まれてくることの踏ん切りをつけさせるために誘う言葉)
ところで2、
アメリカ徴兵再開か イラク駐留兵不足で
http://www.janjan.jp/world/0311/0311078388/1.php
小林顕作と夜の蕎麦やで
ケンちゃんは蕎麦が大好きだ。
だからいきつけのそば屋に電話するが
二軒ふられ三軒目の学芸大で初鰹からはじめた。
というのもあのケンちゃんが、私(コメディークラブキング)が去年参加した北海道の夏フェス・「ライジングサン」
(今年は8月19日20日開催)に参加することになったからだ。
去年、大堀こういち、池田鉄洋、DJ MITSU
ヒロ杉山&エンライトメント 等のメンバーで話題をさらったコメディクラブキングが、
今年からはなんとコメディ専用テントをプロデュースすることになったのだ。
そう、いよいよ日本初の「コメディテント」がついに北海道から始まるのだ。
そして、その栄えある一番バッターに選ばれたのが誰あろう、あのケンちゃんそのひとだったのだ。
ケンちゃんは言った。

のし上がるために芝居を利用する奴らに復讐したい。
宇宙レコードやコンドルズで大活躍のケンちゃんの話には強くて大きな希望がある。

若い奴らに伝えたいことがある。
福島の高校の演劇部の先生から、なんちゃって学生演劇に活を入れて欲しいと頼まれ、福島の高校生と一緒に芝居を創ることになっているが、残念なことにその本番の日が丁度ライジンングさんと重なるのだそうだ。福島の高校生のみなさんごめんなさい。
で、ケンちゃんと熱くコメディテントの今後の可能性を話し合い。
ケンちゃんはせいろを食べた
そういえば宇宙レコードの最新舞台で私がよかったと思ったゲストプレイヤーはケンちゃん大推薦の俳優さんらしく
それなら北海道にも呼ぼうよとその場で携帯し”オマエ空けとけよ!”で参加してくれることになり
これでライジングサン日本初第一回「コメディテント」は間違いなく盛り上がるぜ!と
私は丸干しを食べた。

楽しい夜だった。
投稿者 moichi : 08:05 | コメント (1) | トラックバック
2005年05月17日
甘い沈黙/ 続反響
田中 優です。
いやこちらこそ、ありがとうございました。
土曜日から福井・名古屋・鹿児島と講演旅行をして、今やっと
自宅に戻ってきたところです。
いや、ぼく自身がほとんどまったくこうした舞台を見たことが
なかったものですから、最初からカルチャーショックでした。
なんというか、とても不思議な舞台で、演じている人の圧倒
的な存在感に押されていました。
最初のバナナマンのところで、想像していた通りの軽いノリ
だったのに、舞台は一転して重いテーマだったので、笑う以前に
圧倒されていました。
どこかで使っていたアルビノーニのアダージョが、ずっと頭の
中を流れ続ける感じでした。
なんというか、見終わった感想は
「今や戦前だ」という感触がしました。
何とうれしいお言葉、
今回の舞台はまさに戦前の気分をもっています。
ピカソやダリをはじめパリの芸術家達がまさにその時期に活動したシュルレアリスム機関誌"Minotaure"(「ミノトール」)に強く押され突っ走った感じです。
とはいえ稽古ではもっと笑いが生まれていたのですが、
本番ではみんな興奮しすぎて重いテーマの部分が際立ってしまいました。
悔やまれますが舞台は生ものですね。
私なりの時代との向かい方が消化不良だったのと演出の未熟さゆえ
観客からは分けの分からない舞台という評価に繋がっているようです。
見終わった感想は「今や戦前だ」
こうした意見はまだ田中さんだけです。
ただ、細野晴臣さんが楽屋を覗いてくれ言葉がよかったとねぎらってくれました。
やってよかったと思える一瞬です。
お忙しい中本当にありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。
桑原

『ミノトール』 Minotaure
雑誌全13号を3冊に編集した挿画本
1933~9年 パリ、Arbert SKIRA刊
32.0×24.0cm 合計約960頁 仏語 布装丁
本書『ミノトール』は第二次大戦前に出版された美術と文学を中心とする芸術誌であるが、中でもシュールレアリズム、とりわけマン=レイの写真が多く取り扱われいるのが特徴。基本的にはオフセット印刷だが、マイヨールによる木版画なども数点収録されている。
2005年05月16日
甘い沈黙/反響
茂一さん
昨日はありがとうございました!
お疲れ様でした。
ほんとに毎回、自分が子供のような素直さでエネルギーをいただけるので、
感嘆に尽きます。
今回後半が特にすごかったです。
広田レオナさんの異質な存在感、
少しレトロな深海のようなイメージのミラーボールの中で歌われるコシミハルさん..
涙がちょちょ切れ笑いました。
最後のカットアップは、車椅子のせいか「博士の異常な愛情」を思い浮かべました。
格好良かったです。
引越(都立大の近くになりました)等で曲作りできていませんが、
また自転車で!お持ちします。
よろしくお願いいたします。
*完成した新作CDもお持ちします。
TOSHIYUKI YASUDA
桑原茂一さま
きのうは楽しませて頂きました。どうもありがとうございます。
音楽も、舞台も、質の高さが印象的でした。さすが、丁寧に作っておられますね。会場の品の良さとも、合っていましたね。
揚巻さんも黒衣たちも、結構でございました。
お疲れ様でした。
森山暁子
桑原様
お世話になっております。Lowork一ノ瀬です。
昨日は招待していただきありがとうございました。
梅ヶ丘の時の様なモノを想像していったんですが
全く違いましたね。
見終わったあとの何とも言えない空気感は
まさにカオスという感じでした。ホント新しい体験でした。
またあるときはぜひ教えて下さい。
宜しくお願いします。
(というか桑原さんの振り幅ってスゴイですよね。
改めて思いました。)
Lowork 一ノ瀬
遠藤@バンコクです。
公演はいかがでしたでしょうか?
すみません、僕の連絡手違いでうちの富永がゆけず、大変残念です。また完売状況の中でご迷惑をおかけいたしました。大変申し訳ないです。
桑原様
お世話さまです。
「甘い沈黙」楽しませて頂きました。
舞台デザイン、音楽、トータルでツボでした。
すごいなあって。単純に。
舞台を作り上げた方々に感動しました。
口をあんぐりあけて鑑賞してましたから。
蓄音機の音って良いですネ。
茂一さんが造り上げる物は、毎回フォロワーが出て来るのが理解出来ます。
それだけ、すごいですから。でもきっと、真似出来ないのですよね。
今回の舞台を見てまた思いました。
なんと言うのか、自分も今回見せて頂いてガツンと頭を叩かれたような感じになりま
した。
それと、僕は、結構辛口なことを言うので通ってますよ。(笑)
今日は、大橋さんの「馬鹿の撮影」同行してきます。
epok 菅谷晋一
URL:www.epok.tv
mail: sugaya@wd5.so-net.ne.jp
なかなか面白かったですよ。招待していただきありがとうございました。桑原さ
んのご活躍うらやましいですよ。合間に入る歌が無関係の関係を生み出していて
なんともすばらしかった。せりふではシビアなことをむき出しなまま放置すると
後味よくないのでわははで振ってしまう前にもうひとつほしい気がしたところが
いくつかあったような気がします。
--
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菊池 哲郎 毎日新聞論説委員長 ? 03-3212-1635
Kikuchi Tetsurou e-mail:kikuchi@press.jp
-----------------------------------------------
au WIN携帯を持たない不届き者ではありますが、
今日の日記で、ダウンロード繁盛するように書いてみました。
http://plaza.rakuten.co.jp/enginekimyo/diary/200505160000/
プレスリリースには、
ドコモでも見られるようにするとありましたけれど、
そうなったらまたPRさせてくださいね。
その日を、楽しみにしております。
もちろん次のステージも楽しみにしております。
ただ、私も含めて、そんなに上等なお客さんばかり
じゃなかったみたいですので、後半の難解なお芝居よりも、
前半は今回とライブコメディニュースショーにして
後半は桜神宮の時のような、桑原さんとのかけあいも入った
ハプニング劇の方がいいかもしれませんね。
インディーズお笑いと、インディーズミュージシャンも
もっと取り入れてもいいのでは???
クメ ノブユキ
夕方から銀座の王子ホールに桑原茂一さんの「Comedy News Show」
お披露目公演にゆく。
70年代のスネークマンショウから、脈々とつづく茂一さんのコメデイ。
1年ぐらい前、MXテレビ UHF 「CHOCOLATE IN THE BOX」で
鋤田正義さんと小林克也さん、桑原茂一さんのトークショウがあった。
茂一さんは克也さんとともに、当時いかにラジオ番組「スネークマンショウ」
をつくることに真剣勝負だったか、そのためにいかに戦ったかを
語っていた。
それは茂一さんのなかで一貫している。
私はよく説明できないので「ぴあ」からでている「STYLE OF COMEDY」
という本のなかで、茂木建一郎というかたが書いていることを
勝手に、ほんのすこしだけ引用させていただく。
「笑いは、暇つぶしや、エンタテイメントのためにあるんじゃない。
笑いは本当は世界の真実を知るためにあるんだ。」
「桑原茂一が扱うネタは、タブーにまみれている。戦争、セックス、
ヴァイオレンス、警察、ドラッグ。こういうタブーを前にすると、
人間の頭はこわばってしまう。だから、桑原茂一の笑いという
太陽が必要なんだ。笑っているうちに、気がついてみると、
こわばりがちょっと緩んで、世界の真実が見えてくる。
どんな偉い社会評論家のもっともらしい理屈よりも、時には
良質の笑いの方が有効なんだ」
出演者は、妥協しない茂一さんとやっている方々だけに、みんな
ものすごくうまかった。
年齢不詳のコシミハルさんの歌、ファッション、(そしてうらやましい
ことにその体型も)、素敵だった。
Yacco
茂一様
お世話になっております。ウエス北田です。
先日は、ご招待頂きまして有り難うございました。
ご挨拶ができなくて申し訳ございませんでした。
山本も、すごく感動しておりました。(^◇^)
素晴らしく作り込んでいるなぁ~としきりにうなってました。笑
私はというと、会場の厳かな雰囲気に負けそうになりながら、爆笑しておりました。
最初のイスがブチ壊れ、フルーツバスケットのごとく音楽が止り。。。から
始まり!変な笑い声を出しているうちに、あっという間に幕がおりました!!
コシミハルさんの歌声もとっても素敵でした。
(私はあの風味の声が好きです。大貫さんとか。。。)
哲学的なところも裏を返せば、全てコメディだなぁ~と
今日も一人で思い出し笑いしていました。v(^-^)

すいません、実はイタリアにロケにでて戻れず先ほど帰国しました。メールできない環境で。 たかさき
2005年05月14日
甘い沈黙 が
終わった。
予定通りにいかなかった舞台のことを考えればきりがないが、
たとえうまく運んでいたとしていても…
結果は変わらなかったのでは
と。終わった瞬間は茫然自失だった。
いそいでしなければならないことがやまのようにあるのだろうが、
なぜか脳が身体に指令を送らない。
ボーとしているのだがじっともしてもいられないので辺りを挙動不審者のようにうろつく。
そのうち、細野さんと幸宏が楽屋に現れ、
あいさつするがまだアタマが迷子だ。
出てくる言葉は、すいません の繰り返し。
細野さんに、言葉がよかったといわれ、ようやく血の気がもどる。
今考えればどうして誰に謝っていたのだろう。
もう少し生きてもいいですか?などと分けの分からない言葉まで飛び出す。
私は普段でもよくこういうことがあるのだが、
お前は誰で何をしたいのだ。と思わず自分につっこみ詰問し
結果多重人格な私という存在を認識させられる瞬間だ。
誠に恥ずかしい。
うれしことに、吹越君が顔を見せてくれたので
北海道の夏フェス、ライジングサンでのコメディテントの話をし、
しでかしてしまったことへの不安を隠すように
なにげない会話のなかで迷子になってしまった自分を探り当て目覚めさせていく
つまりともかく誰かにすがりたい情けない時間が経過していくのだ
これは三次会のカスバでシャンパン三昧までつづく
こうしてまったく恥ずかしい「甘い沈黙」は 終わったが、
ようやく私のブリキの太鼓も鳴り始めたんだと丸め込み
ここで、黒衣が拍子木いっぱつ カキーン!
ところで舞台は生ものというが。
昨夜の打ち上げ一次会で水に浮かんだ刺身をみて、生もの という言葉が浮かんだのだ。
つまり豪華ぶった刺し盛りもその豪華さの裏には大量の氷が敷き詰められているというマジック。
だから氷が溶けてしまうまでに食べ切らなければ、それはただの水浸しの生切り魚。
どんなに生きのいい刺身も、そうなればもう食えた代物ではない。
そう舞台は生ものだ。
しかし私はカワキモノのが好きだ。柿のタネとか。
そういえばカスバはカワキモノしかでないなぁー。
で、エビ煎とシャンパンで夜があけた。
甘い沈黙が終わった。
二日酔いとともに。

ps. 阿呆 なんていい言葉だ。
2005年05月11日
甘い沈黙/稽古04
ついにカビともおさらばした。が本番まで42時間を切った。
ダリは存在そのものがダリだったように
コスプレを凌駕したバンパイアのようなレオナの衣装に私の下あごは落ちたままだ。
かとおもえば、デザイナー荒川真一郎がディレクションした一万羽の肉食鳥の羽でつくったたゴージャスなケープを纏った峯村のド迫力に一瞬私は隣の銀河系に飛ばされていた。
そして男子のタキシードだが。
かっこいいを二センチ超えると、かっこいいはとたんにコメディになる。
タキシードは着ているだけで笑えるのだ。違うだろう。
明日はいよいよ王子ホールでプレゲネプロだ。
あぁー、なんてはのひいいひひなぁんばあ。
あひなんてひひんない。あひひひてひたのひ。
あぁー、なんていいい響きなんだ。

投稿者 moichi : 23:30 | コメント (1) | トラックバック
2005年05月10日
甘い沈黙/稽古03
今日稽古にレオナが参加した。
これでようやく流れが見えてきた。
セリフはまだおぼつかないものが多いが
何か得体の知れないものが動き始めている。
稽古を重ねるうちに見えなかった輪郭が浮かび
それまでのバラバラの線がつながり始めているのだ。
しかしそれがどのようなものなのか
まだだれにもわかっていない。
ここからは何かにしようとせず何かになるのを待ちたい。
それにしてもこのカビ臭い匂いはなんとかならないものか。
いまさらなんともならない。
なぜならそれは私の内に堪っていたカビがようやく外に現れた。
ただそれだけのことかもしれないからだ。
人はエイズや癌で死ぬのではない。
兆候が現れていたにもかかわらず
そのままにしていたことで生まれた小さなカビが
あるきっかけで堰を切ったように繁殖し始め
瞬く間に身体の隅々まで広がっていく
そしてその勢いに対抗する力を失ったとき
肉体は活動を停止する。
しかもこうしたきっかけは無限の予期せぬ組み合わせで起こるわけだから
それに対処できるほど私たちは優れていない。
…イメージが勝手に広がってしまった。
きっと不安のせいだろう。
とはいえ明日の稽古がまちどおしい。
カビとも明日までだし。
2005年05月09日
甘い沈黙/稽古02
今日は渋谷の大橋にある超カビ臭いスタジオでの稽古だった。
次回からは必ず見る確認する。肝に銘じた。
大堀こういち、峯村リエ、大河内浩、広田レオナ(欠席)、
レオナの代役小林由梨。
それにしても風呂に入ってもとれないカビの匂いってなんだ。
しかも11日までつづく。
さて、あますところ、4日。
なんとか7号目まできたが、ここからが問題だ。
レオナの代役を務めてくれた小林由梨は今日が最後。
代役にもめげず本当にがんばってくれた。
改めて感謝。今後の活躍を応援したい。
で、明日からはレオナが稽古に入る。
複雑に楽しみだ。
それにしても車いすに乗るというのはいがいと楽しいものだ。
つい子供のようにはしゃいでしまった。
段差がなければ、と看護婦役の多い小林さんの言葉。
沈黙
今日の稽古は14時からほぼ休みなく21時半までだった。
明日はきちんと6時に休憩を入れなければ。
あすからも13時半から22時までなんだから.
この辺りの気配りがいつも私は音痴だ。
マネジャーが欲しい。
2005年05月08日
知らないことを知らないというのは恥ではない
今朝の毎日新聞の「時代の風」に、
フリーペーパーdictionary101号で
脳科学者の茂木健一郎さんとの対談をお願いした
米本昌平(科学技術文明研究所所長)さんが登場されていた。
なんという幸運。直ちにカットアップした。
カットアップ始め!
生命科学の急速な発展に対して人類はどう向き合っていくべきか、
という文明論的課題に、
一貫して明確な判断を示しているローマ教会の役割は、
格段に重くなっている。
日本人はともすると、科学技術に対する教会の見解を軽んじ、
それが知的な態度だと思い込むきらいがある。
だがそれは古臭い科学啓蒙という傲慢の名残でしかない。
ローマ教会の見解
一、中絶禁止
二、コンドームなどの避妊具の使用を認めてきていない
三、受精卵は限りなく人間に近い存在であるとした
四、セックスを介さない人間の発生は、
「創世記」で、神が男の肋骨から女を創った場合と、
マリアの受胎以外にはありえないことであり、
讀神(とくしんのとくの字が出てこない)的行為と映るのである
五、ES細胞による再生医療の可能性がどれほど不確かなものであるのか、アセスメントを行ってみせている
結局、ローマ教会は、仏教を含め世界の宗教や哲学体系の中で突出して、人間の発生過程についての教義を精緻化しており、その限りにおいて科学技術の介入に明確な価値判断を示しうる態勢にある。
カットアップ終了
知らなかった。
科学=未来 (私の勝手なイメージ)
に対してキリスト教がこんなに明解な答えを出していたとは。
ということは、兼ねてから私が疑問に思っていたことにもちゃんと答えがあるということだ。
疑問開始!
「人類は砂漠に迷える羊で、多くの人々が貧困、
飢餓、孤独という砂漠に生きている。教会と司祭は人々を砂漠から導き出さねばならない」
265代目の新ローマ法王ベネディクト16世(78)の演説の一節。
私の疑問?
それでは砂漠から這い出た私たちを待ち受けている世界とは
一体どのようなものなのか?
どうか教えてください。
ローマ法王ベネディクト16世様。

2005年05月07日
甘い沈黙/稽古

昨日は甘い沈黙の稽古だった。
新橋の第一ホテルの近くにある小さなホールを借りた。
五幕の予定が六幕になった。
大堀こういち、峯村リエ、大河内浩、広田レオナ(欠席)、レオナの代役で小林由梨、
小林さんはレオナだけでなく、峯村リエの代役もこなす
演劇ブック的に言うとネクストウエィブの俳優さんだ。
池鉄との親交もありcomedy news showにも参加して頂いている。
これからが楽しみにな女優さんだ。
http://www.imagination-plus.co.jp/actress/kobayashi_yuri.htm#

それにしても、峯村リエの技術は圧倒的にすごい。セリフが放たれた矢のように向かってくる。

大堀こういちには爆発寸前の不気味な地鳴りを感じた。9日からの通し稽古が楽しみだ。

大河内浩は芸達者な分この芝居もどきそのもをどう解釈するか、
自分のキャリアに残すべきか抹殺すべきかto be or not to be状態だ。
プロの役者として、また演技を教える先生としても、ここは思案のしどころだろう。
しかし、その悩みながらする演技をみる立場にいる幸運な私は同時に彼から芝居の仕方を教わっているのだ。

そう、「甘い沈黙」は一歩間違えばどうしょうもなく駄目になる危険を孕んでいる芝居もどきだということだ。
これだから素人は恐い。私のことです。

2005年05月05日
広告批評改憲アンケート

憲法記念日から間があいたが、こんなアンケートにも参加した。
質問一 改憲に賛成か反対か
私は反対だ。何故ならこの憲法は人類の明るい未来に不可欠だと信じるからだ。
そもそもこの憲法は戦勝国アメリカに無理矢理押し付けられたが定説だが、私はこう思う。
たぶん本来はナチス・ヒットラーへの報復手段としてユダヤ人が開発した原爆を使うタイミングを逸した米国が
当時の勢いで日本へ投下してしまった贖罪から生まれたのがこの憲法だと解釈すれば、
世界平和を希求する人類の悲願の憲法であるのは必然と言えよう。
あの太平洋戦争での死者は、アジア、太平洋地域で1882万人(推定)。
そして日本だけでも約221万3903人(軍人、軍属、155万5308人、一般国民、65万8595人)の尊い命を失った。
その途方もない犠牲の上に手に入れたこの人類の夢を今になって一国の利害で手放してはならないと思う。
質問2 他にも言いたいこと
これからは、もっとこの夢の憲法を活用させよう。
例えば文化的に重要な都市として無防備都市宣言をして戦火から逃れたローマのように、
改めて日本も憲法九条を楯に無防備国を宣言するのだ。
しかも日本には世界ブランドの京都があるのだから、日本全体を総京都化させ、
江戸文明がそうであったように美しい自然の国を復興させ世界一の観光立国を目指すのだ。
そうすれば世界遺産のように人類全体のものとして世界の人々が大切にしてくれるだろう。日本につづけと…
また、もしも理不尽なことを言う国があれば、あの水戸黄門の印籠のように
憲法九条を掲げ”これがみえねぇーか”と啖呵を切るのだ。
ご町内の皆様、正義と真実の人クワハラモイチでございます。
ps.最後が寒いね。でも書いてしまったのだ。
2005年05月04日
金科玉条
また新しい言葉を覚えた。
親しくさせて頂いている茂木さんからの知的栄養は毎度目から鱗&額から冷や汗だが今朝も新しい言葉を頂いた。
昨日の憲法記念日にはさすがの私もいつもより愛読毎日新聞を丹念に読み自分にとっての憲法の意味を思案していたが、結局この言葉につきると思った。
「…条文は、よい国にするための方便であり、金科玉条(どんな場合もそれを大事にして守ろうとする決まりー性向-掟ー類語新辞典より)ではない。理想を描いたとしても、それが人間の本性に反するものである時、不自由な社会が出来上がる。」
そして、脳科学者である茂木さんは、
「この歴然たる事実を、現代の脳科学は再確認するのである。」
とこう結ぶ。感動したー。
詳細は下記へ
(http://www.qualia.csl.sony.co.jp/person/kenmogi/yomiuriweekly/brainconstitutionsmall.jpg)

「王様の御旨(みむね)はわらわには金科玉条。そなたの申す通りにします」。
http://e-lib.lib.musashi.ac.jp/Elib/H31-4/002/003.html
2005年05月02日
歌おうよ楽し この歌を
作品タイトル:「歌おうよ楽し この歌をバドヂス デヂドダー」
出展段数:3段

戦前、戦中、戦後、日本人が戦争を日常に感じていた時代に
生まれた音楽を、プロトゥ-ルスを使って編集mix選曲し、約25分
の0.1デジタル信号の固まりをiPot shuffleへダビングした。
「強さの美はないが、平和を愛する心の現われがある」
「手仕事の日本」 著 柳 宗悦
戦時中に書かれたこの本によると、
この『「平和」の二字は用ゆべからざるもの』とされたそうです。
「真に民族的なものは、お互いに近い兄弟だともいえるでありましょう。
世界は一つに結ばれているものだということを、
かえって固有のものから 学びます。」
戦時中に書かれたこの本には、我々日本人が本当は何者なのかを
教えてくれる沈黙の思想があるように思います。
「手仕事の日本」に敬意を込めて選曲しました。
桑原茂一
これは現在代官山にあるNPOcafe「絵馬」で現在開催中の
重箱を使ったグループ展10:[jiyu]の為にiPot shuffleへ選曲したコンセプトである。
普段はデジタル編集ばかりの環境ですが、
もの作りの姿勢という意味では民芸運動の父と呼ばれる柳宗悦の思想に強い影響を受けています。
よかったら遊びにいってください。
題目 10:[jyu]
10人のアーティストが共通のモチーフ(重箱)を元に作品制作。
今回の企画展10:[jyu]は、J-matの趣旨に御賛同頂いた
様々な業種のアーティストのご協力を賜ることで開催が実現しました
10名の参加アーティスト
板尾創路、倉本美津留、桑原茂一、田辺良太、
デハラユキノリ、永瀬正敏、BANDAI(デザインチーム)、
ひびのこづえ、`Binbun、堀内肇 (50音順)
●開催日時:
4月29日(金) - 5月29日(日)
*ポスターをクリックするとAuctionページに行きます。
12時 -22時 (月曜定休日)
●入 場 料: 無 料
●場 所: ema daikanyama
http://www.ema-daikanyama.com/index02.htm
ふしぎな場所でふしぎなことがおこなわれている。
世の中にはまだ我々が知らないふしぎなことがいっぱいあるのです。
こんなもんだと、ひらきなおってはイケナイのでしょうね。
