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2005年04月30日

ROCKを選曲した。

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大好きな「theater brook」のBest盤選曲を引き受けた訳アリよ。

ROCKとはエネルギーだ。
現実を肯定し生きる力を前進させるポジティブな明るい「プラス」のエネルギー。
現実を否定し死へ疾走するネガティブな暗い「マイナス」のエネルギー。
ROCKを聞いて人は生きたくなる。ROCKを聞いて人は死にたくなる。
しかもどちらを選んでも答えは同じパラドックス。
にもかかわらずROCKは人を突き動かす人を突き動かす人を突き動かす。
毒にも薬にもドラッグにもなる。
だからそのプラスとマイナスの振り子の幅が大きければ大きい程ひとはそれを本物のROCKと呼ぶ。
そうROCKに中間は無いのだ。とかなんとか書いてると思わずふふふふふとニヒルに笑い出さずにはいられない。
くさいROCK。笑うROCK。恥ずかしいROCK。
だから隠す日常を曝け出す勇気のある奴がROCK。
だから人間の恥ずかしさを笑い飛ばす奴がROCK。
だから人前でパンツを脱ぐ阿呆のある奴がROCK。
パンクもニューウェイブもレゲェもヒップホップもアシッドジャズもテクノもハウスもドラムンベースも音響も…
今日生まれる音楽も昨日死んだ音楽もそこにROCKがあれば生きるくさい力になる。
で、ROCKは一度死んだ。
悪魔共はそいつを利用して迷える小羊を赤子の手をひねるようにROCKをおいしいビジネスの道具に変えたのだ。
結果、ROCKの良心は詩や文学の世界へと逃避し昇華し様式化され成熟していく。
良い意味でね。となればシェークスピアを演じる為にグローバル座があるようにたいじのROCKを伝える劇場。
それがtheatre brookなのである。もちろん彼等の存在は全体では全身全霊前向きプラスのエネルギー。
例えば、頭の切れるユダヤ人がファンクなグルーブを持つ黒人だったりすると恥ずかしい程やられたROCKをやる。
かとおもえば真っ白い三人組のヒップホップへのリスペクトは死んだROCKのスピリット(言わなければならないことを言う)つまりLOVE&PEACEをガツンと蘇生させる。
やったもん勝ち悪魔の住むアメリカ。その植民地であるここ、どこ?ここだよ。
でもけして彼等は負けてはいない。はずだ。くさいROCKを、笑うROCKを、恥ずかしいROCKを、
その影から逃げ出さずROCKのスピリットを熱い言葉&狂えるグルーブに変える「たいじの存在」はもちろんROCKだ。
で、選曲とはだ。
それぞれの楽曲の持つドラマを紡ぐことでもうひとつの物語を語り、
そこに存在する音楽を再構成することで新たな視点を提案する。
だから、LIVEでの曲順がどうとか、これが名曲ですとか、この曲を入れるとシングルが売れなくなるとか、
そんなことは選曲する行為にはなんの関係もない。
誰も同じ富士山を描かぬように、選曲家は音楽への熱い思いを独自のスタイル(選曲)で表現するのである。
泰司のROCKを選曲した。


M-1
その上の太陽は ありったけの愛で出来てると思いませんか?
「ありったけの愛」(Remix)
生を強く思う気持ちの絶頂の崖っ淵を真っ逆さまに落ちる奈落の底に待つのは死。
疾走する死の先に待つのは見たこともない光り輝くもうひとつの生。
生と死は表裏一体。陰と陽。
この歌詞は一見プラスのエネルギーだから哀しい。

M-2
足下滑らない 手のひら返さない
チャリンコで帰る 雨上がりの夜
「悲しみは河の中に」
もみ手をしない人生。手のひら返さない人生。がばろうよ。

M-3
深い霧がたちこめる
べたつく生ぬるい空気
見ることのできるのは目の前5センチ以内
「ぜんまいのきしむ音」
30代までは目の前5センチ以内で生きていけばいいんじゃない。真剣なら。

M-4
抱きしめても 抱きしめられても あふれ出すばかり
「あふれ出すばかり」(Remix)
泣くよね。死ぬまで恋はこれだ。

M-5
明日は今日の続きじゃないぜ
「この世に未練は残さないつもりだ」
おうとも!。

M-6 
せめてこの夜が明ける時まで
抱かせてくれ
「水蒸気の向かう方」
分かるって。

M-7 
脳ミソのいわゆる 知識は全部 生ゴミ
「瞳孔は開かないか」
ラストのガムラン絶品だ。世界ガムランうまい使い方大賞あげたい。
ところで、人生は死ぬまで学習です。燃えないゴミもあるでよ。

M-8 
欲しいものは 教師じゃない 道だ
水色のTシャツ 似合わない
「立ち止まって一服しよう」
みんなでへこき大会やろうぜ。見よ!この歌詞。この人の性格私好きだな。

M-9
「キャプテンパラボラ」
いい。

M-10 
男は絶対負けたらアカンのじゃ
どんなにあいつが強くても どんなにあいつが速くても
オレは絶対ブッ倒す
「カウント9」
キャーかっこいいー。素敵。

M-11
言葉で塗り固めて白を黒と言うか
まぶたの裏に焼きつけておこう
「まばたき」
目は口ほどにモノを言い。自分に嘘つくの疲れるよな。
深い呼吸でおれたちいも心を決めようぜ。

M-12 
夢の洪水でおぼれ死ぬのか
「涙の海」
なんという素晴らしいエネルギーだ。もう溶けそうだつーの。

M-13
今 失ったモノを取り返す時なのか
新しいマッチに火をつける時なのか 時なのか
ヒーローはいない 教師もいない
ただあるのは けもの道が一本
「けものみち」
20世紀これで泣かせてもらいました。
21世紀は薙ぎ倒してでも首を閉めてでも針千本叩いてでも牛で引いてでも鐘や太鼓を叩いてでも私達の手で私達の手で私達の手で明るくするんだよ。な。な。な。そうだろう。

選曲家 桑原茂一
2000年12月16日 

もう五年も前だ。こんな偉そうなことを言っているが、実は会社の希望曲を何曲か選曲に含ませている。
だから自分の気分より2~3曲多い。これが命取りになる。が、それをいやがらずにできてこそプロとして認められる訳だ。
からそういう意味ではいつまでも私はアマチュアのままだ。希望を取り入れしかも自分のスタイルを残しそして売れるものをつくる。これが本当のプロという訳だ。過去は消せない。

投稿者 kuwaharamoichi : 2005年04月30日 18:06

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