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【PEOPLE A to Z 2006】大林ミカ/NPO法人環境エネルギー政策研究所副所長 (06/12/05) |
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[あなたにとって、今年はどんな年でしたか?] 悲観的な側面からは、環境的にも政治的にも、日本の社会が最悪に向かって走っていっているように感じた年。地球温暖化対策は進まず、六ヶ所再処理工場がアクティブ試験に入って、安倍政権が誕生した。そして、世界的に石油がなくなりかけている−このままなら確実に破滅する。希望を持てるとすれば、日本の地域や世界のここそこで、自然エネルギーがどんどん普及し始め、米国でも地球温暖化対策が進みだして、民主党が議会で多数を占め、そして、石油がなくなりかけているム新しい時代を始める絶好のチャンスである。個人的には、こんな時だからこそアートの力を再び感じた年。でも何事も中途半端で、事態の深刻さに比べて自分はやるべきことをやっていないと感じた年。Syd Barrettが死んでしまった年。 [今年、あなたに深い影響をあたえたものを教えてください] ◆この本 _ 『ピーク・オイル・パニック』(ジェレミー・レゲット著、作品社、2006年) 優秀な地球科学者として国際的な賞を受賞、各国の石油企業のコンサルタントを務め、その後地球温暖化問題を解決するためにグリーンピースの科学部長として活動した、というユニークな経歴を持つ著者が、石油のピークがここ数年で来ることを科学的根拠と共にわかりやすく著した衝撃の書。すぐそこに迫る石油パニックの時代に備えるために、必読。 ◆この音楽 _ 来年に続いてLOS VAN VANとJoan Gilbertoの来日。わたしたちにはまだ音楽の力がある(しかない?)ことを改めて教えてくれた。 ◆この映画 _ 『An Inconvenient Truth−不都合な真実』。地球温暖化の危機を防止するために残されている時間はほとんど無い。一度起こった変化は不可逆的である。ここまで進んでしまった絶望的な現状を伝える、しかし、美しい映画。 ◆このサイト _ もちろん「STOP ROKKASHO」 ◆アート&ダンス _ ・DADA, National Gallery of Art, Washington, 19 FEB-14 MAY, 2006 ・大竹伸朗「全景」1955-2006, 東京現代美術館, 2006.10.14-12.24. ・The Forsythe Company, 彩の国さいたま芸術劇場, 2006.3.4. もっと他にあったけど、行けてない、残念。 [CO2を出さないために、どんな工夫をしてますか?] 効率の良い機器を購入して生活の中でエネルギーを節約したり、自然のエネルギーを利用したり、自転車に乗る、公共交通を選ぶ、などなど。二十年近く心がけているオーガニックな食事や生活なんかも、温暖化防止のためにやってるわけじゃないけど、レス・二酸化炭素にはつながってる。でも、個人でできることは限られているし、楽しさやかっこよさがないと続かないと思う。わたしは仕事が気候変動防止なので、最も効率よく地球温暖化を止めるためには、政府の政策や産業構造を変えるしかないと信じていて、それに向かって日々活動しています。人々の意識はすでに高まっているのに、現状が変わらないことに悔しい思いもするけど、大きな自治体が野心的な政策を打ち出してくれたりすると、やっていてよかった、と思う。Future is renewable, Future is to choose. 座右の銘です。 [PROFILE] 1964年中津市生まれ。NPO法人環境エネルギー政策研究所副所長。「自然エネルギー促進法」推進ネットワーク副代表。90年代に原子力資料情報室でエネルギーとアジアの原子力問題を担当。2000年に環境エネルギー政策研究所を仲間と設立。地域のエネルギー政策への政策提言、国際交渉でのロビーなどを中心に活動。 [INFORMATION] 環境エネルギー政策研究所_http://www.isep.or.jp/ |
