▶作品タイトル 『シカ星』-アメリカ・インディアンはうたう- /ポストカード『ちち』
▶プロフィール
ミヤギユカリ
イラストレーター
1992年よりフリーランスのイラストレーターとして活躍。
書籍、雑誌の挿画の他、広告媒体、アパレルブランドとのコラボレーションも手がける。
http://www.miyagiyukari.com/
▶作品に関するコメント
2002年に作品集『ちち』を自費出版した時の作品を3点セレクトしてポストカードをつくりました。これをきっかけにメアリー・オースティン『シカ星』に絵を描くことになりこの本が完成いたしました!
心に染みる素敵な詩がいっぱい詰まっています。(ミヤギユカリ)
【本の詳細】
英語テキスト:メアリー・オースティン
絵:ミヤギユカリ、日本語訳:だいこくかずえ、装幀:宮川隆
夏の夜あけ、東の空低いところにあらわれる「シリウス」の名で知られる明るい星の物語。ミヤギユカリさんのドローイングとパイユートの詩がひとつに溶けあって、沙漠の丘陵を、セージの原野を、サボテン台地を、風のように走り抜けます。一枚絵による蛇腹折り、横へ横へと繰りだされる長大なランドスケープ。詩と絵と造本がぴったり重なって生まれた、今までにない動的でダイナミックな詩画集です。
*表代作を含め、全13の詩を内面に収録。日本語/英語
(B6判(横位置)、64頁(内カラー32頁)、オフセット印刷、手折り蛇腹製本、クリアケース入り)
制作・発行:Web Press 葉っぱの坑夫
紙としては、長大な1枚のものからできています。紙の大きさは、25.6cm×291.2cmです。この大きさの紙に、ミヤギユカリさんがまずベースになるランドスケープの絵を描き、この絵を、上下二つに折ります。すると12.8cm×291.2cmの大きさになります。それを順番に端から経本のように折っていくと、横長B6のサイズの本ができあがります。上下二つに折るため、1枚絵に開いた状態のときは、鏡面のように絵が上下がさかさまになり、これがまた、不思議な光景なのです。
蛇腹に折られた本は、本のように1頁ずつ繰って見ていってもいいですし、ときどきアコーディオンのように風景を広げて見てもらっても楽しいです。広いスペースがあれば、本を全開にして見ていただくと壮大な眺めが体験できます。
順に頁を繰って見ていく場合、折り返し地点にきたら、今度は裏側を進んでいきます。この裏側は、1枚絵でいうと、下側に描かれた絵の部分にあたります。そしてこの面を進んでいくと、最後には、最初の扉、スタート地点である表紙にもどってきます。(なぜか「いつのまにか」という気がするのです)
この本は、出来上がって、手にしてみないことには、手触りも開いたときの感じも本当には実感できないのでどこか落ちつきません。そこが楽しみでもあり、デザインが苦労しているところでもあります。(制作日誌より)


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