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●5月27日(月)
細谷ゲン×山本哲郎
『DELIRIOUS NEW YORK』



●warehouse文化とHIPHOP旋風が吹き荒れていた80年代初頭、細谷ゲンさん、山本哲郎さん、テイトウワさん、タイクーングラフィックスのおふたりをはじめ、今活躍しているクリエイターたちはNYを目指した。なぜNYなのか?そんな疑問をぜひ解こうと、実際に10年来のおつきあいである細谷さんと山本さんのトークを企画。しかしNYの話は冒頭の10分のみ、何でもかんでも仕事プライベート問わずオープンにしゃべりまくる細谷ゲンさんに山本さんは苦笑まじり、でも思いっきり爆笑の1時間でした。こればっかりはとにかく読むより聴くしかない!

●こぼれ話(dictionaryでもネット放送でも聴けないネタをちょっとだけ紹介)
細谷(以下、細):(冒頭10分程度NYの話のあと。)これで、もう終わりなんだよねNYの話は。なぜかというと中身は薄いんだよ。だって、僕は最初NJの寮生にいてさ、何しろ中学生英語だから英語学校なんて行ってたんだけど、要するに車を買える英語を覚えちゃったら車を買って、中古車でマンハッタンまでリンカーントンネルくぐって10分で行って、そうすると今度は不動産を借りる英語を覚えちゃうんだよね。そうすると今度はマンハッタンでアパート借りちゃって。で、何の話だっけ?しゃべりすぎてわかんなくなっちゃったじゃん!
山本(以下、山):どうやって英語を覚えたかって話だよ。
:ああそうだ。要するに不動産も借りて、英語学校なんて行かなくなっちゃうのよ。それで朝起きて今日は何しようかなって思って、美術館とか本屋行くでもチャイニーズ食べに行くでも、一年に365日、356回遊べる街だよね。狭いけど。だからすごくいいよね。今はダウンタウン封鎖になっちゃってるみたいだけど、哲ちゃんは最近はいつ行ったの?
:4年ぐらい行ってない。
:いつ帰ってきたの?
:91年。帰ってきてから11年。
:そうでしょ?だからNYの話でもしてくださいって言われても15年前の話よ!! もう断片的にしか覚えちゃいないって! しかも15年前と今じゃ違うじゃない? だから“僕は若い時にそういう暮らしをしてたんだよ”って話だよ。
:俺らが行ってた頃のNYって治安が悪かったからさ。
:今はいいの?
:全然いいんだって。
:いやあ、なめたらあかんぜよって感じだよ。
:ゲンは車に乗ってたんだけど、必ずカーステが盗まれて…。
:ああその話ね! NYで乗ってた僕の車のカーラジオの話なんだけど、中古車を買うと必ずついてるようなガチャガチャってボタンを押すようなのがついてたのね。しかもそういうのって運転席の壁のところにくっついてるわけよ。それをガラス割って持ってかれちゃうわけよNYって。ガラス代の方が高いって! だからその車の後の席のガラスはほとんどガムテープで過ごしてたの。
:そういうのが何回も何回もあったからね。
:そのガムテープも無理矢理剥がしてんの。防ぎようがないわけ。それが僕の部屋から見えてんだけど、ガンガンとかいって、ビービーってセキュリティシステムが鳴ってんだけど、まさか出てってもしょうがないじゃない?
:危ないからねえ。
:だから置いとく方が悪い、みたいな。でもそんなラジオ、置いとく方が悪いってレベルじゃないじゃん! ショッキングだよね、日本じゃありえないよ。
:でも今じゃそれもありえないんだって。NYでも。
:えっ?本当かな?
:全然セーフティらしいよ。
:お財布をダッシュボードの上に置いて止めちゃったけど大丈夫だった日もあるけどね。









【プロフィール】
●細谷ゲン
SEEGEEGEN

1967年東京生まれ。アートディレクター/グラフィックデザイナー。高校在学中よりアートディレクター奥村靫正氏主宰のザ・ステューディオ・トウキョウジャパンでデザインの勉強をはじめ、'86年NY留学。89年帰国し'92年よりVISIONをスタート。広告デザインからロゴマーク、CDジャケット、エディトリアルなどグラフィックデザイン全般、そしてCG制作まで、様々な仕事に取り組む。
http://www.vision2.co.jp

 

●山本哲郎
Yetsuro YAMAMOTO

PLANT主宰。雑誌『GULLIVER』復活号のアートディレクション、KLAREN STRAUSSのアートディレクション、Sancutuaireのアートディレクションなど。

 





 
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